じじばば連れの旅行

ナンチャッテの母は、今年77歳。
親孝行な妹とナンチャッテは、ばばの喜寿の祝いに、一泊旅行に招待することにしました。
目的地は金沢の山代温泉

二年前の春に、じじばばを連れて息子Bの入学式にでました。
その時、つくづく実感したのは、オーバー80歳のじじと、75歳のばばを一人で連れて電車を使って旅行に行くのは、ホントーーーーーに大変だったということです。
トイレが近い。荷物が多い。歩くのが遅い。すぐに座りたがる。そいでもって、携帯電話を使いこなせない。
そりぁ大変でした。
お土産を買うにも、少し移動するだけにも、食事をするにも、私が考える時間の倍はかかるんです。
あの時から更に二年経過しているわけで、じじばばのスロー化も更に進んでいるはず。
そこで、今回は妹にも一緒についていってもらうことにしました。
そうそう、前の旅行で学習したことは、スーツケースは移動の邪魔になるということ。だから、全員リュック。


妹は、じじばばと公共交通機関を使って旅行するのは初めての経験でした。旅行の前に、私が口を酸っぱくして、じじばば連れの旅行がいかに大変かということを説明しても全然わかっていなかったみたいです。
気が付くと、妹は一人でスタスタと先に歩いていって、後ろの方からのろのろ歩いてくるじじばばのことなんか、全く気にしていないんです。それでも、妹がいてくれて、随分助かりました。


親孝行の旅行を考えている方がいらっしゃったら、一日でも早く実行されることをお勧めします。
老化の速度は人によって個人差があるので一概には言えませんが、父を見ている限り、80歳を超えると、いろいろなところに「老人」を感じることが多くなりました。


喜寿の祝いの旅行は、つつがなく一泊二日の温泉旅館を堪能し、翌日の息子Bが出演するカルテットの演奏会を聞き、無事に帰ってくることができました。
とりあえず、親子水入らずの時間を過ごせたし、息子Bの出演するカルテットも大成功だったことなので、これにて山代温泉の親孝行旅行は一件落着です。