2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

朝から悲愴

我が家の朝は、私が五時半に起床して、上の子供の弁当作りするところから始まり、朝の六時には全員が朝の食卓につくという、規則正しいものです。そんな我が家の時計代わりになっているのが、 みのもんたの「朝ズバ」です。個人的には「みのもんた」氏の脂ぎ…

卒業生

五月のある日に、去年の卒業生数人が連れ立って母校を訪れる日というのがあります。 彼らの制服は皆バラバラで同じ高校ではありません。 そういえば以前も、この時期に卒業生が母校を訪れていたなぁ、と思って何気なく彼らを観察していたんだけど、お世辞に…

案件

一年生の変貌に加えて心配なのが、一年生担当軍団の若さです。去年大学を卒業して、常勤講師の身ながら早くもクラス担任を持った二人の先生が、ものすごく頼れる先生として目に映ってしまうほど、今年の新人(三人とも常勤講師)は、学生っぽさが抜け切れてい…

一年生の本領

つい一週間前に、一年生が野外学習から戻ってきました。 私は、一年生を担当していないので、詳しいことは分かりません。第一に生徒の顔が分からないし、授業に入っていないのでクラスの雰囲気も分かりません。が、職員室で一年生の島に身を置いていて、野外…

修学旅行と都市伝説

一年生の野外学習が終わったと思ったら、三年生の修学旅行が始まりました。 ここらへんの中学生の旅行先は東京方面です。 二泊三日の旅程のうち、一日は東京都心をめぐり残りの一日は東京周辺の田舎方面で、野外学習のような活動が入ります。 ここに一つの都…

庭弄り

我が家のご近所さんは、みなさん「緑の手」をお持ちのようで、一年を通して花を咲かせていらっしゃいます。初夏の今頃が庭が一番きれいな時期で、つくづく見惚れてしまいます。 我が家は、十四年前に家を建てたとき、凝った庭をつくるような余裕がなかったの…

日本沈没

小松左京氏の日本沈没、小学生時代に読みました。ちょうどそのころは伊豆半島沖の東海大地震が来るとか来ないとか、そういうことが世間の話題をさらっていた時代だったので、子供心に大変な恐怖を感じたものです。 オリジナルの映画は見そびれてしまいました…

活字離れ

司馬遼太郎さんの「功名が辻」、テレビも面白いですが、原作もすごく面白いです。司馬さんの作品は長編が多い中、全四巻と比較的短いのがいいですね。しかも日本史の桧舞台ともいうべき、織田信長から徳川家康の一挙三英傑の活躍を縦軸にしているわけだから…

テスト返却

毎度の事ながら、テスト返却は、一種異常な雰囲気に包まれます。 校内順位の上位狙いのものは、 「学年最高は何点?」と聞きます。 中間層のものは、やはり平均点を気にします。 下位のものは、自分の同輩に、何点だったか聞いて、一年生時に習った故事成語…

筆順の謎

漢字の筆順って、しばしば変更されていますけど、気づいていました?有名なところでは、「必ず」という漢字。要するに「心」を先に書いて「ノ」を付け足すパターン。もう一つは「ソ」を先に書くパターン。この二種類が一般に流布されていますね。 どっちでも…

一年生の帰還

一年生が、金曜日に野外学習からもどってきました。この日はちょうど中間テストの日だったので、私はテストの採点をしに、中学校へ出向いたのです。これは無償です。テストの採点は、中間・期末以外にも、一年間に五回の50問の漢字テストとその追試があり…

中間テスト

私が中学生だったころは、テスト範囲がテスト初日の一週間前に発表されて、告知日から一週間をテスト週間として、部活動も休止して何となく慌ただしい気分になったものです。 中間テストは二日間五教科、期末テストは三日間、九教科にわたりました。 ところ…

漢字検定対策

毎週、水・木・金の午後は漢字検定対策のクラスを受け持っています。 今週は、送り仮名についての講でした。私が受け持つのは、4から6級の生徒対象で、比較的簡単な筈なんだけど、一筋縄ではいかないのが、漢字検定なんです。 次の漢字の送り仮名を正確に…

K先生

去年の二年生は、去年の一年生とは別の意味で問題児が多い学年でした。 深い事情は分かりませんが、とにかく家庭環境が劣悪かつ複雑なんです。 集金が遅れるとか、教材費が払えないとか、そういう個人情報については非常勤講師である私にはまったく知る由も…

変身中

去年一年間は、問題児ばかりが集まっているクラスを一つ担当していたので、そのクラスに行くときは、授業の前に心を落ち着けてから教室に向かうくらいの心構えが必要でした。 一時間ずっと放送禁止用語をがなり続けていた男の子、その子に大声で相槌を打つ女…

野外教室

この辺りの中学一年生は、五月か六月に「野外教室」という四泊五日の共同生活をするという一大イベントがあります。 小学校五年のときにもには二泊三日で同様の行事がありますが、中学のはその倍ですから、けっこう準備が大変みたいです。 ちょうど、うちの…

塗る付けまつげ

うわさの女の子で、その悪名は職員室中に轟いていますが、なかなか姿を見る機会はないという女の子がいます。 実は、私は何回か「チラッと」姿を見かけたんだけど、彼女の顔の印象は漠としていて捉えどころがないのです。 その理由の一番の原因は、なんと言…

困ったなぁ

このあいだ、数学の小テストの採点をしていた先生と、ちらっと話をしました。 二年生の担当をしている非常勤の先生です。 2a+3b−5a= 2ab−6cd+4ab= みたいな文字の入った数式を簡単にするというような問題でした。 授業の始まりと同時にほんの数分…

フェロモン

去年、受け持っていたクラスに、やたらと女子にモテる男の子がいました。 S君というのですが、確かに勉強もスポーツもよく出来る男の子なので、女の子が注目するのも頷けます。 しかし、それだけだったら、彼と実力伯仲、しかもS君より背も高くて顔もいい…

漫画

先生によっては、ノートや教科書に落書きするのを禁じているようですが、私は別に奨励はしませんが禁止もしていません。 実は、ファイルのチェックをする時に、ファイルの表紙に描かれている落書きや、プリントの裏に書いてある漫画のキャラクターを見るのを…

十年後に起こるかもしれないこと

昨日は「弁当持ちの日」でした。 当県では公立の小・中学校では基本的に毎日給食があります。 給食センターの都合なのか学校側の都合なのかはわかりませんが、一学期間に二〜三回弁当持ちの日というのがあります。 弁当を作る羽目になる母親が、この日をどう…

素朴な疑問

中学二年生の国語で、前にも紹介しましたが「文化を伝えるチンパンジー」という単元を勉強しています。本当によく出来た教材で、説明的文章の定石をすべて備えていて、うっかりすると、すんなり頭に入ってしまったような錯覚を覚えさせる文章です。 錯覚とは…

こどもの日に

ゴールデンウィーク中に、大阪のユニバーサルスタジオへ行ってきました。 始発の新幹線のぞみに乗るという気合の入れ方です。これは、去年の愛・地球博のときに学んだ教訓です。先んずれば人を制し、遅るれば人の制するところとなる、とは正しく真実です。あ…

漢字検定

漢字検定というのを受けたことがあるでしょうか? 国語の選択授業では、漢字選定のテスト対策問題をやることになっています。 自分が何級のテスト対策のクラスをとるべきか、既に級を取っている人は、その上の級を目指すという具体的な目標がありますが、級…

ガラス、割れてます

うちの中学では、ガラスの割れる枚数が半端ではなくて、しゅっちゅうガラス屋さんが訪れております。 去年一年間で、私の目の前でガラスが割れたことが三回もあるのですから。 一回目は、二年生の女子が廊下側のガラスに何かを当ててしまって不可抗力ではあ…