あなたの野次馬心満たします

久々に寒い冬です。今から三十年前は、感覚的には今年の冬よりも、もっともっと寒かった覚えがあります。両手両足の指はみとごに芋虫でした。今時、霜焼けの出来ている子供なんていないから、芋虫みたいな手の指といっても判らないかもしれませんから、説明しますと、通常の指の二倍くらいに醜く膨れ上がって、体が少しでも温まってくると、その指の痒いことといったら。掻きすぎて皮膚が傷ついて、痛痒かったなぁ。つい、そんなことまで思い出してしまうような、今年の冬であります。
さて、私は、ちょうど私よりも一世代若い中学生相手に、とある公立中学校で非常勤講師を勤めております。教員免状を大学時代に取っておいたおかげで、未経験ながらも中学校の教壇に立たせていただいております。非常勤講師生活も三年が過ぎようとしております。
「坊主と乞食は三日やったら辞められない」といいますが、教師は三年やったら辞められません。

この日記では、現役教師としての視点と、中学生の子供を持つ母親としての視点と、一般的な社会人としての視点、それと有名進学塾で講師をしていた経験から見た視点この四つの視点から、当世中学校事情を紹介する予定です。自分で言うのも何ですが、わりと公平な立場で見て、公平な立場で紹介することができるような気がします。なんちゃって。

ごらんの通り、ちょっと自信過剰なところが私の長所でもあり短所でもありで、そんなところから「なんちゃって先生」をもじってナンチャッテティーチャ→ナンチャッティーチャとしましたの。

職員室で、先生同士どんな会話してるの?、教師の目から見た生徒の様子、学校行事のこと、昔と変わらない閉鎖的な体質、へぇ、今時の中学ってけっこう進んでいるんだ、これはマジで改善して欲しい、など、四つの視点を使い分けてレポートします。絶対に損はさせません。お楽しみにね。