D先生

Dさんというのが今年の○○市の中学校のうち三校を担当するALTの先生の名前です。つい二〜三ヶ月前に日本に着たばかりとのこと。先週一週間はうちの中学に来る週だったので、いろいろお話をしました。お互いの席がちょうど真後ろなのです。



彼女はイギリス人で、ここに来る前はオーストラリアに一年間いたそうです。
「オーストラリアで何していたの?」ときいたらツアーガイドをしていたというではありませんか。
「異国人であるイギリス人が、一年間だけ滞在していたオーストラリアで、一体誰を対象にしてツアーガイドのしごとするの?」の問いには、笑って
アメリカ人のティーンエイジャー」と答えてくれました。
なんでもアイゼンハワー大統領の時代から続く由緒正しいアメリカ〜オーストラリアのティーンエイジャー交換プログラムで、アメリカ全土から集まったティーンが一ヶ月近く、ホテルのような宿泊施設に滞在して(二日間だけホームステイする)、オーストラリアでの生活を満喫するのだそうです。いいねぇ。
お金持ちの子も、そうでない家庭の子もいて、彼らの金銭感覚がとても興味深かったと話していました。フィールドトリップに出かけたりして、外食する場合、平気でランチに40カナダドルも使う子供がいたりして、驚いたり怒れたりしたとか・・・



面白かったのが、ハリー・ポッターの本のこと。本家本元のハリー・ポッターの生みの親の国から来ているわけだから、当然全シリーズ読破かと思いきや、一巻しか読んだことがないと言っていました。登場人物の名前や、クィディッチゲームのことや、その他魔法関係の言葉など作者オリジナルの言葉が多くて、とても読み辛かったので、もう読む気がなくなったといっていました。みなさん、安心しました?イギリス人でも読みづらい本だったんだね。万が一、途中で子供さんが挫折しちゃったとしても、仕方のないことかも。



この一年間は、三週間に一度の頻度で一週間滞在するわけですから、またいろいろイギリスの話も聴けると思います。イギリスの、こんなこと知りたい、という質問がありましたら、教えてください。聞いておきます!