海老蔵さんのこと

昨日、酔って誰かに殴られて怪我をしたという、今、もっともホットな話題の一つの暴行事件の当事者の記者会見を見ました。


会見の内容のことは、素人がいろいろ言っても甲斐ないことですので、割愛します。
それより、一緒にテレビを見ていた息子Bが言った一言が面白かったので紹介します。


一緒にテレビ画面を見ながら・・・・
「オラ、記者会見で、こんなに表情豊かに話す人を初めて見た」
といいました。
「そりゃ、なんといっても、一、二を争う売れっ子の若手『歌舞伎役者』だからさあ。そこらへんの俄かアイドルとは年季が違うんだよね」
と、いいつつ、改めて海老蔵さんの記者会見の様子を見て、
(息子Bが言うのは本当だわ。やっぱり役者が骨まで染み付いている人は、迫力がちがうなぁ)
と思いました。
迫力といっても、他を圧倒したり威圧したりするような迫力という意味じゃありません。
お騒がせして申し訳なかった・・・という旨の発言をしている時は、申し訳なさの気持ちが目一杯視聴者や記者の心に伝わってくる・・・みたいな、「伝える力」とでもいいましょうか。
とにかく、観客(この場合は、テレビの前の視聴者だけでなく、会場にいた記者も含めます)に気持ち(本心かどうかは、事実かどうかは、この際、別として・・・)が伝わるという点においての「伝える力」に迫力があるという意味です。
ただし、私が見た中(会見の全てを見たわけではない)で、一箇所だけ海老蔵さんの迫力オーラが消えた瞬間がありました。記者から、海老蔵さんが土下座して謝っていたという噂は本当かどうかという質問が出たときです。
海老蔵さんは
「膝を突いて頭を守る体勢が、土下座しているように見えたのかもしれないが、自分はしていない」
という返答をしたんだけど、これはすごく嘘っぽかったなあ。



芸能人のお詫び記者会見で、記憶に新しいところでは、酒井法子さんの大麻所持と逃亡についてのものがあります。
酒井法子さんの記者会見は、迫力という点においては、皆無に等しかったなあ(個人の感想です)。
酒井さんが会見途中で涙を流す場面もありましたが、なんとなく浅薄な記者会見だったという印象が終始ぬぐいきれませんでした(個人的な感想です)。


私は、このお二方に対して、特別に関心を持っているわけではないので、本当のところは、あまり興味が無いのですが・・・。と、いいつつ、ワイドショーの類はしっかりチェックしている野次馬根性の強さに、わが事ながら低俗だなぁと、情けなくなります。
それにしても、海老蔵さんは、根っからの役者なんだろうなあと、テレビを見ながらそんなことを考えました。