下流の宴、面白いっす

火曜日の10時は、NHKで林真理子さん原作、黒木瞳さん主演の『下流の宴』を見ています。
面白いのなんのって!


もしも今までのを見そびれてしまったという方に、筋を軽く紹介しましょう。
黒木瞳演ずる福原由美は、旦那さんも大きな会社でそれなりの役職につくエリートサラリーマンの妻で専業主婦。
瀟洒な住宅はセンスもよくしつらえてあり、チリ一つありません。エスプレッソマシーンでコーヒーを入れ、生ジュースを絞って出すようなリッチな朝食。しかも、ワガママそうな娘はどかこの有名私立大学へ通っている様子で、「急いでいるから」といって朝食も食べずに出かけるような嫌な奴。
美人でスタイル抜群でセンスも良くお金も不自由しないだけのものはある。
家に二台分のガレージを作ってはあるものの、そこにベンツ二台が並ぶほどのお金持ちじゃあないが、サラリーマンの家庭としては上々の暮らしといえるでしょう。


こんな福原家の一番の悩みは長男の不登校。せっかく中学受験をして入った有名私立を高校の途中でドロップアウトしてしまいます。それ以来、母子の関係は悪化の一途で、喧嘩がもとで息子は家出してしまいます。そして彼はバイトか何かで知り合った沖縄離島出身の女の子のアパートに転がり込んで同棲をしています。
母は、沖縄出身の女の子のことが一から十まで気に入りません。
そして
「うちは、オタクたちとは住む世界が違いますから。うちは、代々医者の家系で、オタクのような飲み屋の子とは合わないから、うちの子とはきっぱり別れてくれ」
との超タカビー宣言をします。それにカチンときた恋人の女性は
「もしも、私が医学部に入ったら、結婚させてくれますか」
「あーーーら、どういう人が医学部に入れるのかご存知ないようねえ。医学部に入るような人は特別な人なのよ」
みたいなやり取りの後、彼女はいきなりの猛勉強を開始します。


そんな彼女に強力な援軍が登場します。
もともとは母親の由美が自分の息子の不登校について相談していた相手で、彼こそは「難関大学合格請負人」として日の出の勢いのカリスマ塾講師です。
受験のカリスマは小学校から高校までの幼馴染で、かつては「もやし」君とみんなに蔑まれていた貧しい家の子どもでした。
カリスマ講師となった「もやし」君は、初恋の人である由美の息子の面倒をみるつもりだったのですが、由美のあまりの差別的発言に嫌気を感じて、逆に息子の恋人(沖縄の離島で商業高校をギリで卒業したという設定です)を医学部に入れてやると宣言するというところから、今日の話がスタートします。


伏線で、旦那は会社をリストラされ、娘は就職できずに派遣になっているという話も出てきます。


さあ、今日はどんな展開になるのか、午後10時NHK総合テレビ「下流の宴」から目が離せませんよ。