東京探訪

東京二日目の朝、九時過ぎに息子Aから
「今、本郷の近くにいる。今からそちらに向かいます」
という電話が。
そうです。昨夜は、息子Aは定期演奏会の打ち上げとやらで、部活のメンバーたちと旅館を借り切ってのどんちゃん騒ぎをして外泊だったのです。


下宿に戻って、遅い朝食を食べさせていると、
「う〜、久しぶりの朝飯だ〜」
といって、ハムサンドとコーヒーというごくごく普通の朝食を深く味わって食べてくれました。
一人暮らしというのは、朝ごはんを抜くということなんですね。


さて、二日目の東京は息子Aお任せプランだったのですが、
「ありゃ〜、今日は月曜日かあ。美術館関係は全滅だあ」
などと、とても間抜けな発言。ちょっと心配な私。


結局、俄か世田谷区民となって息子Aの案内で、渋谷駅周辺の幾つかのショッピングセンター(109とやらも見てきました・・・・)をざっと見学(息子たちには、私の年齢で、ここを見ることに何か意味があるのかと盛んに言われました)。
その後、日本橋周辺の大きな建物郡(ここで働いている人たちは、さぞかしエリートなんだろうね〜)を散策し、日本銀行日本橋の前で記念撮影までとっちゃって、田舎人オーラ全開してきました。
その後、神田界隈の古本屋を冷やかしているうちに、
「あっ、そろそろレストランの予約の時間だ」
ということになり、急いで戻りました。


感激したこと。
息子ABをつれて、そこそこ改まった感じノレストランで食事をするのは久しぶり。
まだ息子たちが小さかった頃、外食するのはある意味で気が重かった〜。
こぼす・汚す・落とす・トイレに行く・肉が切れない・すし屋で注文が出来ない(この話はまたの機会に)・・・・
子どもを静かに食べさせるということに全神経を消耗して、とても自分が料理を味わったり、会話を楽しんだりということが出来ませんでした。
ところが今回初めて、息子ABと私の三人で、真っ白なテーブルクロスの掛かった、お値段はリーズナブルながらもコース料理を、味を噛み締めながらいただけたのです。
子どもの成長をこんなところで感じることが出来るなんて、ちょっと意外でした。