マレーシアで老後はバカンス三昧

うちのご近所さんは、去年の1月からご夫婦でマレーシア暮らしを堪能しておられます。
ご主人が定年退職されたのを機に、出発していきました。
一年前、出発する折には、長期の旅行で、ゴールデンウイークには戻ってくるかも・・・・と言っていたのですが、結局一年二ヶ月たった今も、マレーシアの生活が続いています。


たまたま、今日奥さんが、一時帰国したといって我が家に来てくれました。
まあ、そりゃあ、いろいろ面白い話が聞けましたが、その話はまた折を見て紹介します。


今日は、一番興味深かった、「老後はマレーシアでバカンス三昧」を考えている人に向けて(残念ながら私の知り合いには、そういう人はいませんが・・・・)、せっかく奥さんから聞いた諸注意があるのでかきますね。
リタイアした人がマレーシアで暮らす為には、ビザが必要で(M12とか言っていました)、ビザが下りたら、当時の日本円で450万円の保証金みたいなものをマレーシアの銀行にいれないといけなかったようです。ただ、今みたいに円安が進んでいると、一年前に比べて50万円くらい上乗せの日本円が必要なんだって。
ちなみに、人気の高いオーストラリアで暮らそうと思ったら一億円の保証金(正式な名前は忘れました)が必要だそうですよ。


日本のテレビでときどき放映されているような、海外での老後を東南アジアで過ごすと物価が安くて優雅な生活が出来る、というのは嘘と本当が半々だそうです。
というのは、現地の人と同じものを食べて、同じ家に住み、同じ病院にかかって、日本人との関係を絶てば、とてもリーズナブルな物価で暮らせるそうです。
だけど、老後を海外で過ごそうと思っている人で、現地の言葉(例えばマレー語)を自由に使いこなせる人はいないので、結局は日本人の多く住むようなお高いエリアで、お高い食材を買い、高級レストランで日本人ソサエティーの方々と親睦を深め、歯石のクリーニングをするだけで2万円もかかるようなプライベートの医院に掛かることになるそうです。


うーーーん、歯石除去で2万円だったら、虫歯ケアに10万円くらいいきそう。


アベノミクスのおかげ(せい?)で、円安が進む今、特に駆け込みでマレーシアのビザを取る人が増えているとかで、去年に比べて倍のペースなんだって。
そこで暮らす日本人の目下の一番の心配はなんと言っても円安のこと。
マレーシアも物価が上がってきていることだし、次の移住地(タイ・フィリピン・ベトナムなど)を物色しているという話をよく聞くそうです。


将来の老後の生活設計の参考になりましたか?