露骨なH発言 封じ込めの術

 中学生の男の子を相手にしていると、露骨なH発言が多くて、びっくりします。始めの頃は、逐一担任の教師に報告しておりました。ところが、すぐに気づいてしまったのです。男性教員は男子生徒のH発言に対しては、とっても甘いんですよ。「まあ、いちいちそんなことで目くじら立てても、仕様が無いでしょう」という気持ちが透けて見えてしまうんだなぁ。
それで、なんとか自分で対決する方法を編み出さないといけなくなったのです。


男女共学の中学一年生のクラスでは、既に四月の時点で、授業中に放送禁止用語がテンコモリです。もしも一時間の授業風景を録画してオンエアしたら、ある特定の生徒の発言の九割は「ピーーー」で消されていることでしょう。繰り返しになりますが、問題発言をする生徒は、ある特定の生徒なんだけれど、そういう奴に限って、破鐘のような声なんだなぁ。


あるとき、一人の男子生徒が、机の上に一杯に6Bの鉛筆で、女性のヌードの絵を描いておりました。
その絵を見せ付けられて、周りの女子ばかりか、真面目な男子生徒も困惑気味な様子です。
そんな時、あなたが教師だったら、どうします?


「へぇ、○○君のお母さんって、すっごいナイスバディなんだぁ。羨ましいなあ。えっ?お母さんのヌードじゃないの? お母さんの他に○○君にヌード見せてくれる女性なんていないでしょ。」
この発言は、即効性で、一度も指示に従ったことの無い生徒でしたが、「○○君のお母さんの絵、早く消したほうがいいんじゃないの」といったら、無言で消しておりました。


H発言に対しては、彼のH発言すべてに、「○○くんのお母さんが」という言葉を加えて、鸚鵡返しにしてやると、大抵は嫌ーな顔をしてやめます。
まあ、それでも問題の彼は、今日もH発言を繰り返しておりましたが・・・・・