学校給食

月の初めに学校給食のメニューが配られていますが、あれを見ているお母さんって、何人ぐらいいるのかしら?
「え゛〜っっ。今日、学校でカレーライスだったのに、夕飯もカレー?」
カレーのダブルヘッダーは避けたいですよね。なぜなら、一般家庭の場合、カレーライスって次の日も、カレーになる事が多いじゃない。そうなると三食連続カレーとか、悪くすると四食連続カレーとか、ね。



毎日毎日、よくぞこれだけのバリエを考え付くものだと、メニューを考えている栄養士さんには頭が下がります。
もっとも子供時代には、
「この脂身だらけの肉を何とかして欲しい」
「竹輪の磯辺揚げにパンと牛乳? 何、このコンビネーションは」みたいな不満タラタラだったけれど。



今時の学校給食で、一番のお楽しみは、選択メニューというものです。ケーキやデザートの三択です。イチゴショートケーキやミルフィーユやチョコレートケーキの写真付メニューが一ヶ月ほど前に配られるので、それを見て好きなメニューを選ぶわけです。



ところが、こういうお楽しみメニューが、負担になってしまうことがあるのです。
盗み食いをしちゃう子がいるからです。
「ネコを追うより皿を引け」という言葉どおり、お楽しみメニューの日は、配膳室にデザートが届くと、配膳係のおばさんが
「例のもの、届きましたぁ」と声を掛けます。
すると、先生が回収に行きます。回収したデザートは、職員室で給食の時間になるまでお預かりです。
ケーキの盗み食いといったって、一つや二つの話ではありません。一クラス分ですから。
「一体、そんなにたくさんのケーキを独り占めしてどうするんじゃい」
ちょっと悲しいような話ですよね。



給食にまつわる、伝説や奇談は数々ありますので、それは追々紹介していきます。