授業参観

四月は学校行事、目白押しの月です。
まずは授業参観・PTA総会・家庭訪問といった行事でしょうか。



先週末は、小学校の授業参観とPTA総会がありました。



小学校の場合、中学よりも親の出席率は高くて、名簿をみたら大体八割以上の出席がありました。
親の年齢も、もちろん中学よりも若くて、乳飲み子を連れたお母さんが多いのが特徴です。
で、まあ子供の預け先がなくて、乳飲み子同伴というのは、仕方がないとしても、すごく気になることがあるのです。



授業参観では、先生が「○○君、もう少し大きな声で発表しよう」と盛んに○○君の名をかたって、お母さん方のおしゃべりの声が大きいことを示唆しています。
そうです。教室では、お母さんの私語が大変なことになっているのです。
最初は辺りを憚ってぼそぼそとした私語ですが、授業が中盤に差し掛かるころには、口角沫を飛ばすとでも表現したいような形相でお話しています。



困っちゃうのは、お友達でもないのに、私にしゃべりかけてくる社交的なお母さん。
ただでさえ、すかしていると思われているのに、無視してしまうのもなんだかなぁで、ほとほと困惑しています。



PTA総会は、もういたたまれないような状況です。



体育館中に私語の声がワンワンとこだまして反響して赤ちゃんの叫び声まで加わって、このままパニック映画の音響としてこの音源を使えるような状況



とうとう校長先生から、お母さんにむけて、こんな発言がありました。
「小学校では、人の話をしっかり聞こう、という教育方針で子供たちにも教えています。人の話を聞くのは、人として当たり前のことです。今日の総会では、お母さん方の話声で体育館の中がいっぱいです。これでは、子供に人の話を聞きましょうとは言えませんね・・・・」
一瞬、体育館の中が静まりましたが、数分後にはまた私語する信じられない親もいました。



実は、学校の先生は、父兄には強く発言できないのです。
本当のことを言うと、子供が悪いのではなくて親が悪いことが多いのです。
朝ごはんを食べてこなくて三時間目から居眠りしてしまうのは、子供のせいじゃないよね。中学生になっても計算がろくにできないのも、子供のせいじゃないよね。九九の復習をさせるのは親の責任じゃないかな?携帯電話が授業中に鳴ってしまうのは、中学生に携帯を持たせる時にルールを決めない親のせいじゃない?
先生は「悪いのはこどもじゃなくて、あんたが悪いんだよ」と思っていても言えないのです。



昨日のブログにも書きましたが、中津川女子殺害事件。今日の昼のワイドショーでも当然取り上げていました。そのなかで、ひとりのコメンテイターが、
「一番悪いのは容疑者だが、次に悪いのは被害者と被害者の親だ」とコメントしていました。