こどもの日に

Nanchatteacher2006-05-08

ゴールデンウィーク中に、大阪のユニバーサルスタジオへ行ってきました。



始発の新幹線のぞみに乗るという気合の入れ方です。これは、去年の愛・地球博のときに学んだ教訓です。先んずれば人を制し、遅るれば人の制するところとなる、とは正しく真実です。あの万博では多くの技と心構えを学ばさせてもらいました。



もちろん、目的地に早く到着するのも戦法の一つですが、忘れてはならないのがチケットの手配です。
インターネットでチケットを買って、それを郵送してもらえば、現地でチケットを交換する手間が省けて大幅に時間短縮ができます。
ただ、今回はインターネットで確認した時期が遅かったので、郵送してもらえる期間を過ぎており、やむなくJTBで予約券を購入し、現地でチケットブースに並ぶということになりましたが・・・



ここで忘れてはならないのがエキスプレスパスです。
ファーストパスはディズニーランドで採用しているのでご存知とは思いますが、ディズニーとユニバーサルとの大きな違いは、このパスが有料だということです。一人あたり2700円で四つのアトラクションで使えます。



当日の朝、入場ゲート前のチケットブースに並ぶ人だかりを見た瞬間、子供たちは一気に意気消沈してしまいました。これだけの人がチケットを買うとなれば、エキスプレスパスなんかあっという間に売り切れてしまうと思ったからです。
ところが、さすが大阪!無駄なことにはお金を使わないというケチケチ根性の県民性(府民性)からか、意外にも売れ残っていたのです。USJが東京や名古屋にあったら、とてもこうはいかなかったと思います。
「えーっ、名古屋のどこがケチじゃないの?」といわれそうですが、結婚の支度を見てもわかるとおり見栄張りなケチなので、ここぞというイベントにはお金を使うからです。そこが大阪人と違うところ。



エキスプレスパス、有料だけあってとっても秀逸です。ディズニーのは、時間指定ですが、USJのは気が向いたときにふらっと入ると、本当に一番に入れてもらえます。
あまりにも待ち時間が少なくて心の準備が出来ないのに、もうライドの順番が来てしまうという感じです。あっという間に、ET、スパイダーマンジュラシックパークバックドラフトと四つのアトラクションを楽しんだ上、別の伝を使って入手したバックトゥーザフューチャーもエキスプレスパスを使って楽しんできました。
残りの時間は、気長にウォーターワールドのショーのために並びましたが、これだけすんなりアトラクションを楽しめたせいか、二時間並んでも子供たちからは文句の一言も出てきませんでした。



持ち物の三種の神器は携帯電話・携帯ゲーム・ちょっと特異なデザインや色の帽子。
携帯電話は、家族全員にあると無いとでは大違いです。会場で、うちの子よりも大きな迷子がビャービャーないている姿を見かけましたが、あんな所で一度迷子になったら生涯トラウマとして残るような心の傷を負うだろうなぁ。
携帯ゲームは待ち時間対策としては、もはや必要悪。明家サンマが同行しているとかなら話は別ですが、普通の家庭の構成員で三時間列に並んで話題に事欠かないということは、まずないじゃん。
帽子は、お勧めです。みんなが被っているようなありきたりの帽子じゃ意味なし。これは
「うちの子」がどこにいるかが一目でわかるようなデザインであることが大切なんです。例を挙げれば、ソンブレロとか、テンガロンハットとか、ヘップバーンが「マイフェアレディー」で被っていたようなものとか・・・・。本人が嫌がらなければ出来るだけ派手なものがいいです。ちなみに、「うちの子」はテンガロンハットを被っていましたが、けっこう評判がよくて、五〜六人の人から「あらぁ、素敵な帽子」と声をかけられました。


こうして一日、心から楽しめるようになったのも、ひとえに子供たちが成長したためでしょう。二時間並んで、あと五分、というところで「オシッコ〜」とか、ベビーカーを人ごみで押す時に感じる他人の白い目とか、ジュースを買っている間に子供の姿が見えなくなった時の恐怖とか、オンブ紐も無いのに眠った子供をオンブするとか、楽しくないよねぇ。
小さな子連れの若いカップルをたくさん見かけましたが、不機嫌そうな顔をしている親が多かった。ちょっと前は、私もあんな顔していたんだろうなぁ。
子供の成長をしみじみ嬉しく実感した一日でもありました。奇しくも、こどもの日に、そんな事を感じました。

http://www.usj.co.jp/