困ったなぁ

このあいだ、数学の小テストの採点をしていた先生と、ちらっと話をしました。
二年生の担当をしている非常勤の先生です。
2a+3b−5a=
2ab−6cd+4ab=
みたいな文字の入った数式を簡単にするというような問題でした。
授業の始まりと同時にほんの数分でトライする、いわばウォームアップみたいなもんです。



ところが、中2で理解できない生徒がいて、困っているというのです。
話を聞くと、計算が出来ないというのじゃなくて、アルファベットが書けなくて困っているんだそうです。どうやらaとd、dとbがあやふやだったりするみたい。
中2といえば、曲がりなりにも一年間英語をやってきている訳だし、だいたい小学校四年の時にローマ字表記の勉強もしているわけじゃん。
数学の先生は「困ったことです」といってましたが、困るだろうなあ。



この間、私とチームを組んでいる国語のT先生から聞いた話は、もっと困ってしまう内容でした。
T先生の受け持ちのクラスの問題児なんだけど、図体は大きくて凶暴。頭は空っぽという典型的な問題児です。その生徒のファイルに「死」という漢字がデカデカと太い黒の油性マジックで書いているんだそうです。



私が「ちょっとぉ、国語のファイルの表紙に《死》はまずいよね」といったら、
「まずいのは《死》という漢字がデカデカと書いてあることじゃなくて、その漢字が正しくないということなんですよお」どうやら「匕」(あいくち)の部分が、数字の「七」になっているようです。