一年生の帰還

一年生が、金曜日に野外学習からもどってきました。この日はちょうど中間テストの日だったので、私はテストの採点をしに、中学校へ出向いたのです。これは無償です。テストの採点は、中間・期末以外にも、一年間に五回の50問の漢字テストとその追試があります。また夏休みの宿題である感想文、作文など、ものすごく手間と時間がかかる作業なのに、すべて無償なので、この点は配慮して欲しいよね。
ついつい力説してしまいました。今日の話題とは違いました。



一年生諸君は既に解散したあとらしく、職員室は一年生の担当の先生方が、荷物整理をしていました。一様にお疲れモードでしたが、余った調味料を分け合ったり、学校の備品を返したり、忙しく働いておられました。私は一年生の島に在籍しているので、あまりもののマーガリンやマヨネーズの分け前を頂いてしまいました。ある新卒の先生が、
「いやっだー。このマーガリンに髪の毛がついてる―――っ。捨てちゃお」なんて言っていたので、ついつい主婦根性をだして
「捨てちゃうなんて、もったいないじゃん」
といったら、それを聞いていた独身の先生方が
「じゃあ、私の分も貰ってください」と次々に机の上に置いていくので、帰るときには大きなショッピングバッグにマーガリンとマヨネーズがゴロゴロ入っている状態でした。




今回の野外学習では、気の毒なことに晴天の日というのは一日もなくて、ずっと雨やら曇りやら愚図ついた天気が続いていました。だから、ハイキングの途中で雨が降り出して中止になったり、雨の合間に予定を繰り上げて行事を入れたりと、かなりハードな日程となったようです。
ずっと雨で、生徒の靴もズクズクに濡れていて、ある先生の表現をお借りすると、
「納豆の匂いがすると思ったら、生徒たちの足の匂いだった」とか、悲惨な目に遭ったようです。



私はあの場では口が裂けても言えませんでしたが、そういう先生方の匂いもかなり強烈で、納豆とはいいませんが、チーズ系の匂いが職員室中に充満していました。私の鼻が敏感なのかなぁ。



この一週間で、先生方の絆も深まったようで、約一名の先生を除いて、みなさんぐっと親密感が増した様子でした。約一名の方は、行く前よりも疎外感が深まってしまったようにお見受けしました・・・・。ちょっとこの人間関係には目が離せない、といったところでしょうか。