日本沈没

小松左京氏の日本沈没、小学生時代に読みました。ちょうどそのころは伊豆半島沖の東海大地震が来るとか来ないとか、そういうことが世間の話題をさらっていた時代だったので、子供心に大変な恐怖を感じたものです。



オリジナルの映画は見そびれてしまいましたが、今回、草薙君主演で映画がリメイクされると聞き、ずいぶん主人公のタイプが変わったんだなあと、妙なところに関心をもっております。前作の主人公は名前は思い出せないんだけど、芸能界一のシツコイ顔立ちとでもいえる俳優で、今回はしょうゆ顔の典型みたいな人の抜擢じゃん。これも時代のトレンドを表しているのでしょう。



私は、前世には地震で命を落としたのかも知れないほど、地震に対して恐怖の念を抱いております。そのせいかどうか分かりませんが、たぶん他の人よりもほんのわずかですが、地震の到来を感知しているような気がします。これは予知じゃなくて、感知です。念のため。我が家の他の住人が鈍いだけなのか、そのへんのところは定かではありませんが、
「あ、地震」と叫んでも誰も「へぇ、そうなの?」という顔で知らん振り。



18リットルの灯油を入れるポリタンク二つに水を用意して、しかも月に一回は中身を新しくするという念の入れようで、われながら、この件に関してはひどく律義者だと思っています。
もっとも、阪神淡路の地震に遭った人の話によると、一番準備しておくべきだったと悔やまれたことは、部屋の中で割れたガラスを踏まないようにベッド脇に厚底の靴を置いておくことだったそうです。



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いつも面白いんだけど、今回の日本沈没編は、映画の中の迫真の沈没シーンの後に、ふざけた会話が続いて、そのギャップが私の笑いの壷にぴったり合うのか、何度見ても面白いです。もっとも私が小さいころに抱いたような「日本沈没」に対する恐怖感が少ない人にはそんなに面白いとは思えないのかも知れません。



皆様、地震に対する備えは出来ていらっしゃいますか?