エクセル その①

今から二十年前は、 ワープロが文明の機器の象徴みたいなところがありました。本来「ワープロ」は、欧米人が日常的に使っているところのタイプライターに匹敵するものなのに、さすが日本人!ワープロを駆使して、表・図・グラフなどを美しく、しかも画面上にカラーで表示までしてしまったんだからすごいよねっっ。
そのとき初めて私のワープロの扱いを指南してくれた先輩が、アイウエオ入力だったために、未だに私はアイウエオで入力しています。家族や友人にはすごく珍しい人だねといわれます。




機械・器械を問わず、電気で動くものは苦手で、パソコンを始めたのは、かなり後発だと思います。ちなみに、携帯電話を持ち始めたのも、つい五年前です。携帯電話のディーラーで、
「携帯を持っていない家庭なんて、日本で我が家くらいかしら?」と聞いたら、
「いえいえ、あと数件あると思います」と言われたくらいです。



なので、せっかくのパソコンも、私が使っている機能は、ワード・メール・グーグル・株式状況のチェック・天気予報・地震情報の六こ限定です。
中二の息子は、現代っ子だけあって、スキャナーで画像を取り込んだり、写真の背景をいじったり、もちろんゲーム、地図、音楽・・・今時の若い子がやるようなことは、一応なんでも試しているようです。




わが夫は、仕事柄、パソコンは手放せない「飯の種」ですから、パソコンの扱いはお手の物。ママがちっともパソコンの扱いを覚えないことをじれったく思っているのでしょう。時々
「ママ、エクセルを覚えるといいよ。表計算が楽になるから」などと言ってきます。
中学の非常勤講師をしているので、テストの平均点やクラス順位をつけたりするのを手作業でするのは確かに面倒だし、電卓では間違いもありそう。さらには、クラスでスピーチの発表をしたり、お勧めの一冊を紹介するなんていう授業の時には、スピーチや紹介する本の題名と発表者の氏名、さらには発表を評価してもらう表を一枚の評価リストとしてプリントを作成する必要があります。
そんな時は、
「エクセルが出来たらなあ」と思うこともないことはありません。この続きはまた明日。