あらら、もう期末?

三学期制を採っているほとんどの中学校では、もう期末試験のテスト週間が始まる頃ではないでしょうか。
私の勤め先の中学は、先週末の金曜日からテスト週間になりました。
六月は丸々一週間、職業体験という行事があって、授業が抜けているので、かなりスピードアップして授業を進めました。で、短い期間の割には、テスト範囲が多くなりました。今回のテスト範囲は、
①ことばのきまり・・・名詞
②漢字・・・・・・・・新出漢字と同音異義語
③詩歌・・・・・・・・短歌
④物語・・・・・・・・ゼブラ
⑤その他・・・・・・・別冊の問題集から、1題全く同じ設問
           (感のいい子なら、論説・説明から出ると推測するよね)という内容です。
けっこうバランス良く全ての分野から出題される範囲となりました。




⑤は、一週間に一単元ずつ進む宿題になっていて、当日の朝に、答えだけ丸暗記しても満点が取れるという、底辺生徒救済問題なんだけど、それでも十点中0点とか二点とか四点という人がかなりいて、
「ああ、この子は人生投げているなだなぁ」と、しみじみ哀れを感じます。

②の漢字は、テストの前に前もって、漢字分野テスト対策プリントというのを渡してあるので、それを覚えさえすれば満点になります。それ以外からは基本的には出題されないので・・・。なので、まじめにテスト勉強してくる上位の人は、②と⑤はまず100パーセント解けることになっています。



国語の場合、テスト問題をちょっと高度に、記述問題を多くすると、グレーゾーンが多くなってしまって採点が難しくなるので、なるべくスッキリするような問題を作っています。
作っているといっても、非常勤の私は、いろいろ意見を申し述べるだけで、実際に作ってくれるのは合い方の常勤講師T先生ですが。




記述問題のない国語のテストなんて、「クリープを入れないコーヒー」みたいなので、もちろん出題します。
ただ、こういう場合は、採点基準で例えば、「若いチンパンジー・文化の伝承・次の世代」など、キーワードが全て入っているか、文字数の条件をクリアーしているか、きちんと文章になっているか、句点はあるか、という条件をみて採点します。面倒くさいでしょ?
去年は、部分点とか付けていたのですが、はっきりいって、実際の入試で部分点があるとはとても考えられないから、今年からは、たとえ句点が一つないだけでも間違いとしています。




人の事は言えないのですが、文字の下手な子って損しますよ〜。次回は、下手な字で、読めない回答を×にしても、生徒からクレームが出ない方法を披露します。お楽しみに。