ジダンの頭突き

今朝、いつもどおりに朝五時半に起きてくると、わが夫がワールドカップフランス対イタリアの決勝戦の試合をライブで見ていました。
日本が敗退した時点で、もとからあまり興味の無い私としては、
「どっちが勝ってもいいよね」くらいにしかとらえていませんでした。



なんでも延長でも決着がつかず、PKにもつれ込んだといって、盛り上がっている様子。寝ぼすけの息子も、この時ばかりはいそいそと起きてきて
「この一瞬は見ないと・・・」
みたいな、最後のいいとこ見をしておりました。
最後の最後のイタリアの五人目がゴールを決めた瞬間だけ、家事の手を休めてテレビを見た私。
「へぇ、あっけなく勝敗がついちゃうんだなー」というのが正直な感想でした。




その後、テレビのニュースでは、先ほどのワールドカップ勝戦の模様をダイジェスト版で放映していました。



で、一番大きなインパクトを受けた映像が、ジダンの頭突き。ダイジェストでは、前後の脈絡なしに、ただジダン選手がイタリアの選手に、闘牛のあの牛のようにぶつかっていくシーンが流されているもんだから、
「・・・・?・・・・」
ですよね。




もちろん食卓を囲んでいた我が家の家族も、あの映像に、一瞬
「・・・・?・・・・」
となって固まってしまいました。

その後、一斉に大爆笑。
ジダンのあの突発的な頭突き行動を、全世界60億の人間の中で、たった一人でも予測できた人はいたでしょうか?
俄然ジダンの記者会見が聞きたくて聞きたくてたまらなくなった私です。
いずれ、
「むかしフランスにジダンっていう名プレーヤーがいたんだって」
という伝説が残るでしょう。
しかし、
「ワールドカップの決勝戦で、突然に相手チームの選手に頭突きをして退場となった、伝説の男がいた」の方が、より人々の記憶に深く刻まれることになるでしょう。