涼しくなっていただきました

先週末の暑さは尋常じゃありませんでした。
私は、水・木・金曜は、午後からの授業も持っているのですが、ほとんど拷問状態。最高気温35度の中、ほとんどサウナ状態で過ごして、すっかり体調を崩してしまいました。



一学期最後の授業は、涼しくなっていただこうと、ちょっと怖いお話をしてあげました。実は、以前からのお約束でもあったのですが、もし、みんながいい子ちゃんで、しかも履修範囲を無事に終えられたら、ご褒美に怖い話を聞かせてあげようといっていたのです。



女の子たちはキャーキャー喜んでくれました。男の子の数人と、チョイ悪風のI君は、
「○○先生の話なんか、怖くもねーよー」と嘯いていましたが・・・・



話の前半では、チャチャを飛ばしたりしていたのですが、後半になると、クラス中がシーーーーーンと静まり返ってきました。その中でますます声のトーンを落としていくと、先ほどまでふんぞり返っていた男の子が、だんだん姿勢を正してきて、心なし前かがみの状態で聞いていました。それくらい小さな声で話していたのです。




以前、白石加代子さんの百物語を聞きにいったとき、白石さんは、佳境の怖いシーンでろうそくの明かりが今にも消え入りそうな感じのか細いトーンを落とした声でお話になっていたので、ちょっとそれを真似てみたのです。
そして、最後の一番の怖いところでは、おどろおどろしい声で決めたら、あのI君はびくっとして椅子から転げ落ちそうになって怖がってくれました。
クラス中は、キャーキャーワーワー、この一学期間で一番の盛り上がりを見せてくれました。



椅子から転げ落ちそうになったI君は、その後クラス中のみんなから、からかわれて、大いに照れておりました。ちょっとは涼しくなっていただけたと思っております。