緑のカーテン

今年の夏は、ちょっとばかり体にこたえる暑さでした。とにかく朝から夜中まで暑いという常夏状態でしたよね。朝起きて、雨戸を開けると、いきなりモワンとした外の空気が冷房の効いた部屋の中に押し寄せてくるという感じでした。
ずっとクーラーにあたり続けていたせいか、すっかり体がだるく鈍って過ごした夏休みでした。皆様方はいかがお過ごしでしたでしょうか?




ここで、緑のカーテンの成果を発表させていただきます。インゲン豆、朝顔、へちま、キュウリのツルは、うまい具合にネットに絡んでくれて、東南向きの掃き出し窓一面にそれなりのシェイドを作ってくれました。
今年の緑のカーテンは去年に比べたら二倍から三倍の緑の濃さとなりました。キュウリは葉っぱも大きいし、野菜も収穫できるという利点付ですが、イマヒトツ寿命が短くて、早々と葉っぱが枯れてしまうので、美的外観を追い求める人には不向きかも。ヘチマは葉っぱも大きくて寿命もキュウリより長いようです。

つる性の植物は、ひたすら上へ伸びてゆく性質があるので、時々人工的につるの向きを九十九折にしてやらないと、緑陰を濃くするのは難しいです。近所のお宅で、腰高窓一面に朝顔をみっしり這わせている方がおられます。あれだけ窓一面に上手に這わせていたら、さぞかし部屋の中は涼しいだろうなぁと羨望のまなざしで見物していて発見しました。つるを横方面に導引していたのです。来年、真似してみるつもりです。

我が家の緑のカーテンは、レース状で、遮光率の高さは満足のいくものではありませんが、これのお蔭で、カーテンを開けていても外から部屋の中が見えない程度にはなりました。夕方、部屋の灯りを点したときでも、丸見えになってしまうということはありません。カーテンを開け放つと部屋が広々として涼しげになりますよ。

つる薔薇は、玄関のポーチ横の鉄の柵にまきつくように導引しています。今年は、こまめに消毒してやったので、今のところは大した被害には遭っていません。秋の花が楽しみです。

この夏、我が家で元気だったのは、庭の雑草と蝉だけです。