親子除草

昨日は、朝から夕方まで一日、息子Bの通う小学校のボランティアをしてきました。
まずは、朝一時間は会議室で、月に一度開かれる実行委員会。ここでは、来月予定のバザーについての話し合いなど。
その後、体育館に場所を移して、バザーに物品を供出してくれる家庭(学区の全家庭!)を誰がどの地区を担当するか、地区ごとに集まって割り振り。
その後、ランチをはさんで、午後一時からは授業参観。
そして、その後で親子除草、と続きました。



私は、今年度の環境保健委員長という任を拝命していますから、PTA会長の挨拶の後、マイクを握って、草取りと取った草を集める支持なんか偉そうにさせていただきました。



例年では、夏休みの全校出向日を、親子除草の日と決めていたのですが、なんでも噂では、親の出席率が低いので、今年から授業参観日とセットにして出席率のアップを狙ったそうです。


でも、もともと「草取りなんか、なんでやるわけぇ」みたいな考えの親は、その場にいても、日陰で座り込んでおしゃべりに花を咲かせているだけなので、いっそういない方が、周りに迷惑をかけないし、他の普通の親からみたら目障りなんだよね。



昨日も、私に(私は一応、このプロジェクトの責任者でもありますので・・・)ある父兄が「私は、ああやっておしゃべりばっかりしている親が許せません」という思いを話していかれました。



確かにそうだよね。 
私も、昔はあの方同様、おしゃべりばかりの迷惑父兄を憎む気持ちがあったんたげれど、教師をしていて考えが変わりました。



昔から因果応報という言葉があるように、あの母親の所業のツケは、子供に回ってきます。こういうと、まるで、細木数子の宣託のようですが、本当なんです。



中学に入って、二年目くらいが一番顕著にそのツケが現れてきます。
そういう親に育てられた子供は、そういう考えの子供に育ちます。小学生くらいの時には、非協力的な性質もそれほど表に出ていませんが、中学生になると、その子の性格として、非協力的・非協調性というのが露になってきます。中学二年生になると、正常な考えの子供は、非協力的・非協調性という自分勝手な生き方が、許せないという方向に働きます。学校行事や学校生活の多くは、体育祭・文化祭・合唱コンクール・毎日の掃除・給食の当番など、協力や協調は欠かせない素質の一つとなっています。大人と違って、「まあまあ」というのがない分、かなりシビアに攻撃します。いずれ総スカンを食うのです。
もし非協力的な彼らに、友達ができるとしたら、総スカンされたもの同士という場合が多いんだけど、もともと協調性が無い人たちなので、その中でもしょっちゅう喧嘩していて、決して仲がいいというわけじゃないんだわ。で、小学校の親子除草をサボっていた親は、「なんでうちの子は、友達がいない、もしくは、悪いんだろう」と大いに嘆くことになるわけ。



私が今まで三つの中学をみただけなので、全部の中学でそういう傾向か゜あるかどうかは分かりません。でも、子供は親の生き方を見ているものです。
だから、本当は先ほど私に不満を訴えてきた若いお母さんには、「腹が立つかもしれませんが、六年後には、子供にしっぺ返しが来るんです」といってあげたかった。