被服費とダイエット

先週末、地域の組長さんの奥さん7人でランチの会があって、参加してきました。
皆さん私を除いて50代後半から60代の方で、「初孫がどうの・・・」とか「旦那さんが退職して家にいるので窮屈だ」とか「高血圧・高脂血症・脳溢血・・・」とか、まあそんな話題で盛り上がってきました。


地域の役は、はっきりいって雑用ばかりで面倒臭いのですが、一つメリットがあります。普段の生活をしていたら、挨拶するくらいしかチャンスがないご近所さんと知り合えることです。
なかなか職業も年齢も家族構成も異なる方々とお知り合いになる機会ってありませんから、それはそれで話も面白かったです。



その中で、50台後半の奥さん(Tさん)が、ダイエットに成功したという話が出ました。
厳密に言えば、後一息で成功、ということでしたが、誰の目にも明らかに、すっきり痩せておられました。
ダイエット専門のクリニックに通っていて、早い人なら一ヶ月で効果があるということで、私を含めて、話を聞く奥さんたちの目の色が一気に真剣に変わりました。



その方法とは、時々耳にしますが、穀物とフルーツを一切絶って、9品目の食品をバランスよく摂取して、たらない栄養分をサプリメントで補うという方法です。
Tさんが言うには、穀物の方はなんとか我慢ができるが、フルーツを絶つのはけっこうしんどくて、途中でこっそりスイカを食べてしまったそうです。
すると、そのコッソリはすぐに露見して先生が「あら?ちょっと数値が悪いですが、なにか食べましたか」と聞いてきたそうです。
いったいどういう数値をみているのか分かりませんが、とにかくすぐにバレてしまうんだそうです。毎日体脂肪と体重を量って管理するのですが、先生の言うように食べ物をコントロールすると面白いように数値が減っていくそうです。


自分は、もうこれで十分だと思っているのですがね先生は、体脂肪を22パーセントまで落とす必要があるといっているんだそうです。いったん体脂肪が22パーセントまで落ちると、リバウンドしてしまう率がぐっと減って、少しくらいの食べ物のとりすぎでは体重が変わらなくなるそうです。よく、ダイエットに失敗してリバウンドしてしまう人がいますが、体脂肪22パーセントの壁を越えていないからなんだそうです。




私は、あまり体重の変動がない体質なんだけど、最近、とみに新陳代謝が悪くなったと実感していたので、Tさんの話はとても興味深かったです。なによりも、夏の初めのころのTさんと今のTさんの体型の差がこれだけ歴然としているからには、説得力も120パーセント。



もっさりして冴えないおばさんだったのに、今では、小尻で溌剌としたおしゃれな奥様に変身です。クリニックに払ったお金は少なくないものの、いままでの冴えないおばさん服に大枚はたくよりよっぽど価値があるといっておられましたが、全くそうだよね。どんなにお高いスーツを買っても13号のスーツは13号のスーツ。痩せてすっきりしたら、1万円のスーツでもファッショナブルに着こなせて格好いいよね。