掃除機

10数年ぶりに、新しい掃除機を購入しました。別に今まで使っていた掃除機が壊れたというわけではありませんが、一階と二階を持ち運びするのが億劫だと前から思っていたので、実家の母が家電を買い換えるのに付き合って、私も一台掃除機を買ったのです。



掃除機は、婚礼家具の中に、何とか言うドイツ製の掃除機を入れてもらいました。じゅうたんの掃除には威力を発揮するとのことでしたが、別にじゅうたんを敷き詰めた家で生活しているわけではないので、ちょっと宝の持ち腐れという感じがしないでもありませんでした。それどころか、ごみパックやフィルターも当然ドイツの輸入元から買うわけで、維持費も高かった。




やっぱり日本での暮らしには日本製の家電が一番。「世界一吸引力の落ちないのはダイソンの掃除機」みたいなキャッチコピーで、黄色の掃除機を宣伝しているのをテレビで見たことありますか?ドイツ製の掃除機で懲りたはずなのに、やっぱり舶来物(この表現はちょっと古すぎた?)には弱いのか、家電店では一番に目に飛び込んできました。
ところが、店員さんは
「これは高いだけでお勧めしにくい商品なんです」というではありませんか。
これのどこが悪いのよ〜?
「まずはお値段。普通の掃除機の三倍はします。しかも重いんですよねぇ」




それは言えてる。ドイツ製の掃除機も、やたらと重くて、しかも図体も大きいので、狭い日本の家屋には向かないと思った。あいつのお蔭で、新築の家の壁(曲がり角を中心に)に、こすり傷やあて傷をしこたま作って、それを見るたびに、しばらくは凹んでいたっけ。




というわけで、今回買ったのは、シャープ製の掃除機。ごみパックも使わないし、フィルターの掃除も素手で触らなくてもすむワンタッチ方式だし、軽いし、小回りも利くし、とりあえず不満が湧かない優れものです。




家電製品って日々進化して使い勝手がよくなっているでしょ?貧乏性の私は、今までは
「なんで次から次へと新製品を出して、古いものは修理もできないというシステムなんだ?これこそ使い捨て社会を助長しているじゃないか」という考えでした。
しかし、この便利な掃除機を使ってちょっとばかり考えが変わりました。
壊れたら買い替えのサイン。新しくいものは使い勝手がよくて、環境にやさしくて、消費電力も少なくなるように作られています。現役で働いているのものを捨てるのは間違っているけれど、寿命を全うした家電は無理に修理して使うことないんじゃないか・・・・と。