新役員選出の季節

10月から12月は、小学校の大きな行事が続きます。
10月はPTAの一大行事のバザー、PTA対象の社会見学、PTAメンバーのソフトバレーボール大会があります。
11月は学芸会(今時の学校では、○○フェスタという名称で呼んでいます)。
12月はマラソン大会。マラソン大会は、PTAがお汁粉を供出します。




一方で、11月は来年度のPTA役員と子供会の役員選出という、世にも恐ろしい修羅場が待っています。早くも、水面下ではいろいろな噂が流れています。
とにかく、嫌がられるのが、今、私が請け負っている「PTAの実行委員」といわれる役です。実行委員というのは、小学校のPTAの委員会の委員長(副委員長)をする人のことです。こういった役員は、地区の子供会ごとに選出される人数が決められていて、その中から選び出されるものなのです。私の住む地区からは、PTA実行委員を一人、PTA幹事(平の役)を二人選出します。




実行委員の仕事は、実行委員会というのが毎月一回あって、その会議に出席が求められます。そして各委員会のメンバーを引っ張って、学校から任せられた仕事を回していく必要があります。
私が今年やっている環境保健委員会というのは、年間6回の花壇の植え替え(種まきして芽が出たものを苗床に移し、それが10cmくらいに育ったら更に間引きをして、最後に15cmくらいになったものを花壇に植えつける仕事。春と秋の二回行われる)と、遊具のペンキ塗りと、夏に行われる親子除草の仕切り年二回行われる学校保健会議に員数あわせのために出席
そのほかにも、委員会の区別なしに全員で行う仕事が、夏休みのプール当番が二回、その前に人工呼吸の講義を必修。バザー関連では、地域めぐりをして供出品の回収、会場設営、値段付け、当日の販売、片付け。
ラソン大会のお汁粉準備
市のPTA総会の員数あわせに出席
市のPTA対抗運動会に出席。(事前に練習が二回あるのでこれにも出席)



さらに、大きな負担となるのが、旗当番の仕切り。旗当番というのは、子供が通学する時間帯に、交通の要所要所に立って、子供の安全のために交通安全の大きな旗を持ち、交通整理をするというものです。大体2ヶ月に3回のペースで当番が回ってきます。
実行委員は、この当番表を作り、新一年生や引越してきた家族に旗当番のやり方を教え、メンバーが変わるたびに旗当番表を作り直し、苦情や要望があれば聞きにいきます。




はっきり言って、不負担と責任が大きくて、やりたくないと思うのは当然だと思います。
時間が自由に使える母親ばかりじゃないし、片親の家族って、思いのほかに多いものです。




そんな「実行委員」や「子ども会会長」といった仕事につく人を選出するわけですから、11月に新役員選出会議というのが、どれほど恐ろしげな会議かは、簡単に想像できますね。
私は、新しくこの地区の住民になって、四年間の間に、あの悪名高き「PTA実行委員」を二回もやっているので、もう今年は余計な心配をしないで済みます・・・・