問題教師

今、テレビニュースや巷の話題の中心になっているのが「イジメ問題」と「問題教師」ですよね。




私の勤め先の中学は、新聞沙汰になったことが何度もあるという伝説の「荒れた中学」ですが、少なくとも先生方は信じられないくらい生徒に対して親身で親切です。私自身は、こんなに先生が生徒に譲っていていいのかな、と思うところも無きにしも非ずというのが本音。




この中学で一番たちの悪い学年は、毎年、新一年生です。
しかし獣のような目つきをした一年生も、卒業するころには、穏やかな生徒になっています。
ひょっとしたら、学年が上がるにつれて、本当の問題児は二年、三年と学年が上がるたびに不登校になっていくために、目に付かないのかもしれませんが、少なくとも全体的に見た感じでは、そうなっています。




以前にいた中学は、一年生が一番かわいくて、学年が上がるごとに手ごわくなるというパターンでした。特に、毎年、二年生は扱いにくいというもっぱらの評判でした。



今の中学は、獣だった一年生を一年かけて調教して、二年目で飼い犬状態にして、三年生でやっと中学生にするという感じ。本当に先生方の忍耐には頭が下がります。




なんでも、この地区のとある小学校が、えげつないほど荒れていて、生徒と教師の関係がものすごく悪いんだそうです。そこの卒業生の問題児は揃いも揃って獣のような目つきをしていますから、すぐに判ります。第一、授業中に席を立ってうろうろするなんて当たり前なんだけど、先生が注意すると
「お前も、あいつ(小学校の先生)みたいに殴ってみろよ」
ということを平気で言ってきますから・・・・・




優しいことばかりも言っておられないとは思いますが、そういう小学校で過ごした生徒が中学へ来てどういう態度をとるか、その小学校の教師に見せてやりたいです。