冬眠

夏の間に一大帝国を築いたトカゲ一族ですが、気がついたら一匹もいなくなっていました。暖かい秋とはいえ、朝夕は冷え込むようになって来ましたら、もう冬眠しているのでしょう。



息子Bは、トカゲちゃんたちが完全に姿を消すのを待っていたのです。今度はスズメたちに餌付けをするためです。トカゲちゃんがうろうろしている庭に、スズメを呼び寄せると、万が一にもスズメの餌にされてしまうトカゲちゃんがでるのという事故が起こりかねませんから。



庭先のケヤキの木はそろそろ葉を落とします。木がすっかり裸になるころ、毎年、野鳥のための餌箱に餌を入れてやります。寒くなって食べ物がなくなるからです。ものすごく目がいいので、餌入れに餌がはいると知らないうちにクチコミ(?)で広まり、あっという間にスズメのサロンが出現します。




ものすごくかわいいですよ。集合住宅だと、フンの問題があるのでお勧めできませんが、一戸建ての家に住んでおられるのなら、是非、野鳥に餌をやってみてください。癒されます。朝、家事を終えてほっと一息つく際に、南に面した窓辺においた椅子に座ってコーヒーを啜ります。レース越しにこっそりスズメサロンを見ていると、平安を感じます。




スズメの囀りで目がさめるほど集まってくれます。鳥のさえずりで目が覚めるなんて、ものすごい贅沢だと思いませんか?