成績

期末テストが終わると、怒涛の採点とファイルチェックがあり、そのあとに地獄の評定付けがあります。年三回の試練のときです。




前にも説明しましたが、評定というのは54321のことで、評価というのはabcのことです。
意欲・関心、話す・聞く、書く、読む、言語分野の五つの観点をabcで評価し、abcの評価を総合的に判断して54321の評定をつけるのです。




例えば、中間テストと期末テストの合計が200点で、平均点がそれぞれ60点だったとすると、200点満点の85%に当たる170点以上をaとします。平均点の60%にあたる72点がbで、それ以下がc。お分かりのとおり、bの評価というのはものすごく広い範囲を占めているのです。aは、200点から170点の30点。
bは、169点から72点の97点。
cは、71点から0点の71点。



ところが、思いの外に悩んでしまうのはcの評価。中間と期末の合計が71点だった生徒と、0点もしくは一桁の得点しか取れなかった生徒を一律cという評価をつけていいものだろうか?・・・・悩むでしょう?



「書く」は夏休みに提出した感想文と、教科書の単元であった「盆土産」の感想文の二つで評価しました。とろこが、二つとも提出しない横着な生徒がいるのです。こうなると、評価のつける手立てがまったくなくなってしまいます。ことあるごとに感想文の未提出者の氏名を発表しているのに、結局出さないっていうのは、どういう神経してるんだろう?




評価表とにらめっこしながら、 「え゛―」を連発して評定をつけているところです。