身づくろい

お勤めをしている女性諸姉は、朝の身づくろいには、どれくらいの時間をかけておられるのでしょう。


以前、テレビで美容家の佐伯チズさんを講師として招いて、家庭で簡単にできる美肌のノウハウを教えている番組を見ました。
その中で、私が一番印象深く覚えているのが、一つ一つのステップの間に間隔を空けるべしという教えです。
普通、洗顔の後には化粧水をつけます、そしてその後に美容液、最後にクリーム。

チズ説によると、化粧水は肌に潤いを与え、美容液や乳液は皺とりやら栄養補給やらで、クリームで潤いを閉じ込めるという役割を持っている。それなのに、化粧水・美容液もしくは乳液・クリームと次々重ねたら、それぞれの働きをするどころか肌の上で保湿と栄養と閉じ込める作用とが渾然一体となってしまう。まったく別の性質のものを一緒につけても意味がないというようなお話でした。

私にはとっても説得力をもった話に思えたので、実践しております。



でも、そうなると、結構な時間がかかってしまいます。



そこで編み出したのが、洗濯ものを干すという作業を身づくろいの途中にいれるという時間差化粧法です。


まず、顔を洗い化粧水をたっぷりとつけます。そのあと歯を磨き前髪を巻きます。
その後、美容液をつけ、洗濯機から洗濯ものを籠に移します。
最後にクリームを塗ったら、洗濯ものを干してきます。
朝の爽やかな空気でクリームが乾いてすっかり肌になじむころ、化粧するという手順です。


すごく調子がよくて気に入っております。
クリーム(夏なら日焼け止め)ってなかなか乾かないから、急いでいると、ついつい生渇き状態のときにファンデーションを塗ってしまいませんか?
そうすると厚塗りになったり剥げ易くなったりしていいことは何もないですよね。



実は、以前は洗濯物干しの代わりに、風呂掃除をしたこともありますが、これはNGでした。
なぜなら、風呂掃除だと、顔を下に向ける動作が多いので、べたべたの肌に髪の毛がくっついて不快だったからです。
同様の理由でトイレ掃除もNGです。