マスの修繕

我が家は、あと数ヶ月で築15年になります。
これまでに、特にこれといった家のトラブルもなく無事に過ごしてきました。
大きな修繕としては、一度外壁の塗り替えと、屋根の一部修繕をしました。



今日、夫と息子Aが、二人で家中のマスの蓋を開け、そこの溜まっている泥や水を掻きだして、大々的にマスの点検と修繕をしました。
マスとは・・・・台所や風呂や洗面台から流される水が通る管の途中に何箇所かつくられたコンクリートの箱状のもので、コンクリートの蓋がついている。



なぜマスの点検?と思うでしょ。 これには恐ろしい衝撃的な話があるのです。
実は、我が家のお隣さんの家で現在、起きていることが発端でした。



ある日、家具の修理をしにきた職人さんが、お隣さんの家に入るなり
「おや? この家の地盤、沈下していますよ」といったのです。
私も時々お宅にお邪魔してお茶をいただいていました。
そのとき、玄関のドアが重いなあと感じたり、閉めたはずのリビングのドアが自然にカチャリと開いたりしたのを覚えていますが、それが地盤沈下によるものだとは思いもしませんでした。




すぐさま施工会社に問い合わせると、浄化槽に亀裂があって、そこからの水漏れが原因で、槽から染み出た水が、周りの砂を一緒に流してしまっているとのこと。
また、マスにも亀裂があって、規模は小さいながらも、同様に水が染みだしては砂を侵食しているとのことでした。

現在交渉が進行中とのことで、お隣さんはとっても憤慨しておられましたが、はっきり言って我が家も人事じゃない。



そこで、今日のマスの点検という運びになったのですが、小さな亀裂がちょこちょこあって、その亀裂をセメントで埋めました。
家の水周りって、いったん壊れたら、簡単には修理できないですよね。



そういえば、あのローマ手帝国滅亡の原因は、上・下水道の水漏れが、総延長の長さと、古さから、修理不可能になったからだという説もあるほどですから。
もしも、いままでに一度も家のマスの蓋を開けたことがないという方、来週のお休み辺り、お父さんに点検してもらうといいですよ。

怖いですねぇ。