ほわいとでえ②

我が家の息子たちも、2/14は幼稚園の年長さんの従妹たちからチョコレートを貰いました。
クリスマスやお正月と同様の、毎年の恒例行事の一つです。
ノリとしては軽いノリ。万が一忘れちゃってもご愛嬌くらいの年中行事の一つです。強いてあげれば「七夕」とか「月見」とか、そういうランキングの年中行事です。



今年は、ホワイトデーのプレゼントに、ガーベラやストックでつくった小さな花かごを作りました。我ながらかわいい出来です。
息子と共に、作った花かごを持参して、従妹宅に行ってきました。
私たちは居間に招き入れられ、母親から「これを見て」といわれて見たものが・・・・・
カレンダーにたどたどしい鉛筆で書かれた「ほわいとでえ」という文字。



こっ、これには恐れ入りましたぁ。


これは一種の「まじない」なんじゃないだろか? いくらカレンダーに「ほわいとでえ」と書き込んでも、実際にホワイトデーのプレゼントを用意するのは息子たちなのであって、従妹たちは待つ人なわけでしょ?
彼女たちにとって、バレンタインデーとはアクションを起こす日で、ホワイトデーは呪いを掛ける日なのです。
七夕や月見とはワケが違います。
バレンタインデーだけで完結したと勘違いしている世の中のウスノロな男性は、心得違いを深く反省しなければなりません。
六歳の少女がこれだけ気合を入れてこの日を待っているのです。
バレンタインデーにチョコレートを送った女性が、この日を忘れているわけがないじゃないですか。口ではなんと言っていたって、部屋のカレンダーには極太の赤マジックペンでホワイトデーと書きこみが絶対にしてあります。


まじないが通じなかったらどうなるか?
二つの選択肢があります。捨てられるか、呪われるか。どちらも怖いですっっ。


帰りの車の中で、息子も私もぶるぶる震えながら家路に着きました。