家事軽減講座 その①

この間、家事に対する日本人とイギリス人の価値観の違いについて書かれた本を読みました。
著者は井形慶子さんで、本の名前は「イギリス式月収20万円の暮らし方」(講談社)です。


その中で、考えさせられたのは、日本人の共働きの主婦に家事の負担が大きくて、主婦が疲れきってしまっている現実についてです。
イギリス人の家庭では、共働きが一般的であるにも関わらず、日本人の妻のように家事の重圧に喘ぐ空気がないというのです。



実は、私たち家族が以前海外で生活していた時、たまたま知り合った現地の方と仲良くしていただいて、家を行き来させてもらっていました。
仲の良い友人が5〜6人集まって、彼女の家でランチを楽しむことがありました。
私はいつも、
「後片付けの手伝いくらいはさせて欲しい」と申し出ていましたが、彼女の答えは毎回
「いいの。後片付けには人が雇ってあるから」
というものでした。


彼女の夫は、ある会社のチェーン店社長をしていて、彼女は従業員の給与に関する仕事を持っていました。
「私は、働いているんだから、家事はその分手を抜いているの」
というのが彼女の言い分でした。



ロサンゼルスではハウスクリーニングのために人を雇うというのは、それほど抵抗がないようで、その場にいた5〜6人のうち、ハウスクリーニングを入れていなかったのは私ともう一人のアジア系の人だけでした。  


その②に続く