光触媒

新しくできた高速道路を走っていると、防音壁の美しさに目がいきます。
素材は強化ガラスなのか強化プラスティックなのか、触って確かめたことはないのでなんともいえませんが、透明な素材です。
あれだれ交通量の多い場所に設置してあるのに、まったく曇りや排気ガスの汚れがついていないのが驚きです。


ほら、今までって幹線道路わきの防音壁といえば、排気ガスや土や埃を被っていて、見るも無残な壁になっていることが多かったでしょ?
文字通りの壁なので、外の風景も全く見えないし、味気ない壁でした。


それが、最近の技術革新のおかげで、こんなに美しい透明な防音壁になって、本当にキレイだと思います。これには、光触媒の技術が用いられているそうです。ぜんぜん科学的なことは分からないのですが、光触媒の技術は、汚れを落としやすくして、嫌な臭いも分解するとか・・・・


最近、某住宅会社も、光触媒を使った家の外壁をコマーシャルしています。
効き目の持続や費用のことなど、問題がなければ、全国の高速道路の防音壁が美しくなればいいですね。



一週間ほど前の朝日新聞に、光触媒の卵というのが出ていました。冷蔵庫や部屋の中においておくと、光触媒タマゴが部屋の中の臭いをとってくれるというものでした。
最初に光触媒の技術を開発した方は、絶対に光触媒タマゴが世に出るなんてことを考えたこともなかったことでしょう。
科学者とアイデアマン、この二人の組合せで初めて世の中に科学技術が浸透していくのかもしれません。