ベビーシッター

子育てが一番大変だった時期に、アメリカで生活させてもらい、ベビーシッターを使う生活というのが、いかに快適かということを、身をもって体験してきました。
近所の中学生か高校生のお姉さんにシッターさんを頼むのですが、彼女たちにとってもお小遣い稼ぎにピッタリで、喜んでやってくれました。
一時間5ドルくらいでやってもらえるので、頼む方でも、帰宅時間を気にせず頼めます。


日本に帰国したときは、息子Aが小5、息子Bが小2で、一人でお留守番をさせてもおかしくない年頃でしたが、彼らはアメリカで子供たちだけで家にいた経験がないので、子供も親も、子供だけのお留守番を好みませんでした。
日本に帰国してから数年間は、我が家では、じいさんベビーシッターが大活躍してくれました。


祖父母が孫の子守をするのは大変だという話を聞きます。
そりゃあ大変だと思いますよ。一日、他所の子の面倒を見ろといわれたら、体力のある働き盛りの私ですら引いてしまいます。
でも、「仕事」としてなら見られるんですよね。
じいさんが、たまたま同じ市内に住んでいて、車で10分程度の距離なので、頼みやすかったのがよかったです。



じいさんベビーシッターは、約束した時間よりも一時間も前に我が家を訪れ、息子の面倒を見てくれました。
仕事なので、時間や仕事の内容なども細かくお願いできます。
善意を頼んでのボランティアだったら、風呂に入れろだの、歯を磨かせろだの、9時にはベッドに入らせろだの頼み辛いかもしれませんね。
じいさんはクライアント(息子B)に喜んで貰うような、ちょっとしたゲームや手品や腕相撲をしてくれるので、息子Bも心待ちにしていたのです。


親に孫の面倒を見てもらうのに金銭のやりとりがあるなんて水臭いと思いますか?
急なことや、一年に数回のことなら全然問題ないと思いますが、週に二回お願いするとなると、お互いに気詰まりになるような気がします。
じいさんと二人で過ごす時間を意識的に作ることもできて、孫にも祖父にもよかったと思っています。