一日30品目

そういえば、最近、あまり耳にしなくなりました。「一日に30品目の食品を食べるようにしましょう」というキャッチフレーズです。
そりゃそうだよねぇ。毎日、一日30品目を摂取するのは至難の業でしょうよ。
そのかわりに、野菜を一日に350グラムとろう、というのに変わってきましたね。


30品目は難しいかもしれませんが、世の中のお母さんたちは、子供や夫にバランスのいい食事を取らせようと、毎日、いろいろ頭を使っているのです。
私も、そんな健気な日本のお母さんの一人です。

30品目を取るコツとしては、なんといっても、乾物類の使い方にあると思います。
ゴマ・ワカメ・麩・のり・干ししいたけ・梅干・しそ・こんぶ・とろろ・ひじき・緑豆はるさめなどの乾物をパパッと使えば一日10品目くらいは余分に取ることができます。この食材を見たら、すぐにお分かりと思いますが、おにぎりと味噌汁の具になるものばかりですね。


我が家は、以前にもブログに書きましたが、おにぎりはオヤツ感覚で食べてもらえるように、しょっちゅう食卓に登場しています。
おにぎりを一回作れば、最低でもノリとゴマとシソと梅干は入りますから、四食材クリアできます。
ミソ汁は、ダシでかつおだしパックと椎茸の戻し汁を使い、ミソと、ワカメと、豆腐と油揚げとエノキくらいは入りますから、七食材使用。
麩やひじきやはるさめも、気分によって味噌汁の具に用いることができます。


これらの乾物って、たいていどこのお宅にも存在しているものの、
「はて、どこに仕舞ったっけ?」となりがちな食材なんじゃないですか?
私も昔はそうでした。いりゴマの使いかけの袋がゴロゴロ出てきたり、始末に困ったハルサメをごっそりゴミ箱に捨てたり、干ししいたけに虫がついたり・・・・・。



あるとき、どなたの著書だか忘れましたが、乾物類を上手に使うのは、それらを保存しておく保存瓶がどれだけ使いやすいにかかっているという内容のエッセイを読みました。
使いかけを輪ゴムでとめてそこらへんに放っておくなんて言語道断。二度と使わないのと同義だとキッパリ断言していましたが、まさしくその通りで、私は、その時に一気に開眼しました。

明日に続く・・・・