お薦めレストラン
実は、四年ほど前に、私の友人に連れて行ってもらったのが、このレストランを知るきっかけでした。
○△市の中心辺りに位置しています。今、はやりの古民家を全面的にリノベーションしたつくりになっています。
友人が言うには、自分が子供のころには、この民家は荒れ放題で、近所の子供たちとは、お化け屋敷だと呼んでいたそうです。たしかに、広い敷地のまわりはこんもりと木が茂り、大正モダンという感じで古臭いような新しいような、洋館のようでいて和のテイスト満載の建物が無人状態で建っていたら、お化け屋敷だといわれても仕方がないかも。
このレストランの特色は、一ヶ月間、ランチもディナーもまったく同じ値段で同じメニューの食事しか提供しないというところにあります。月替わりメニューです。
3000円で前菜から主菜からデザートからコーヒーまで全部で10品が出されます。一品一品、ウエイトレスが恭しく運んできては、料理の説明をしていきます。
もちろん、食前酒も注文できますから、夜なら一杯くらい頂いてもいいですよね。
最近知りましたが、新たに5000円と7000円のコースも新設されたようです。
洋館で椅子とテーブルに座っていただくスタイルと、和室で座ってお膳に向かうスタイル、または和室の中にしつらえてあるカウンターに座るというスタイルもあります。
夜は、電気の明かりは一切なく(あったとしても、それを感じさせない程度)、燭台の上のキャンドルの炎がゆらめく中で食事をいただけます。ぼんやりとした明かりが壁を妖しく照らして、まるで平安時代にタイムスリップしたような気分を味わえます。
お料理は、創作洋食という感じでしょうか。
お料理もさることながら、器が凝っているのがすごく嬉しいです。冷たいものは見た目も涼しげなガラスの器に盛り付けられ、もちろん器も冷たく冷やしてあります。暖かいものは土ものの温かみを活かした、仰々しくなく好ましいものに盛り付けられてきます。
私たちの年齢だと、ほんとうに丁度よい量ですが、息子Ａ(中学生三年)くらいの食べ盛りだと、物足りないと感じるかも。ところが、家に戻ってくるころには
「さっきは量が少ないと思ったけれど、今はもう余分に食べたいとは思わないよ」
と申しておりました。
ここに、このレストランのホームページのアドレスを書いておきます。
興味がありましたら、是非、一度お店の様子をホームページで見てください。
