「ゆかり」というおせんべいを知っていますか?
海老がたっぷりはいった高級志向のおせんべいです。
「ゆかり」を製造販売している方がおられましたら、このブログは絶対に読まないで下さい。ショックをうけること間違いなしですから。



我が家の実家では、「ゆかり」は母の好物だったので、よくこのおせんべいがオヤツに出されました。
私は、この「ゆかり」が苦手で、のどに引っかかるような、あの海老の殻のような食感が嫌いなのでした。
それに、食べた後も口の中に残る海老の臭い。強烈な臭いが残っています。



「ゆかり」は、どういうわけか、会社関係の出張者の方がお土産によく使うお菓子なのです。軽くて、名が知れた名品で、海外では恐らく売られていないという希少性を買われて特に海外出張者が、アメリカ人への手土産に使うのです。



日本人の中でも、あの海老の存在感と臭いと食感に圧倒されるというのに、肉しか食べないアメリカ人が、好んで海老のせんべいを食べると思います?
実は、アメリカで駐在していたときに、聞いた話ですが、「ゆかり」を手土産で貰って、処分に困ってしまったアメリカ人が、テーブルの上に食べ差しを残しておいたら、その家の飼い猫が、ぼりぼり食べ始めたそうです。
猫ちゃんにとっては、日ごろ食べなれたキャットフードと同じ臭い・同じ食感だったことでしょう。
以来、「ゆかり」はアメリカ人の間で「猫の餌」と呼ばれているんだそうです。
味にうるさいアメリカの飼い猫が、喜んで食べるのですから、素材・味ともに本物だと太鼓判を押されたようなものですが・・・・・・



アメリカ人に圧倒的に喜ばれるお土産は、バターたっぷり高カロリー高級クッキーや焼き菓子です。