雑巾

実は、もう一つ贅沢しているところがあって、それはトイレの雑巾です。
子供が小さい時には大活躍してくれたハンドタオルですが、もうそれぞれがハンカチを持つくらいに成長してみると、意外にハンドタオルの活躍の場はなくなってしまいました。
ちなみに私自身がバッグに入れているものもハンカチ(男物です)です。



さすがに、新品のハンドタオルをいきなりトイレの雑巾にするような罰当たりなことはできませんが、ちょっと色あせたりシミが付いてしまったようなハンドタオルを雑巾にした時、目からうろこが落ちるほど感激しました。搾る感触、拭く時の感触、洗う時の感触、そしてそれを乾す時の感触、すべて満足のいく感触です。



よそのご家庭は知りませんが、我が家ではトイレ掃除は100パーセント母親の仕事です。オシッコを飛ばすのは100パーセント男どもに違いないのに、掃除は絶対にオシッコをこぼさないお母さんの仕事なのです。
我が家の場合、明らかにこぼしたものが水溜まり状態になっているようなときは、徹底的に犯人を追及して拭かせるということはありますが・・・・



毎日掃除する場所なので、トイレブラシやトイレの雑巾くらい、かわいくて上質なものを使っても罰があたるってことはないと思うのです。



これ以前は、トイレの雑巾というのは、格下げの格下げ、カーストで行ったら一番下の賤民待遇、透かして向こうが見えるようなタオルを使っていましたから、飛躍的昇進です。


たったタオル一枚のことですが、たしかに生活の質が向上したと断言できます。