夕べの皆既月食はご覧になれましたか?
ぼんやりと輝く赤い月が東の空から昇ってくるところから、ダイヤモンドリング状の月が、次第に太ってくる天体ショーを約一時間半楽しみました。


息子Bは愛用の天体望遠鏡をセットして、準備万端でした。
残念ながら、もともと弱弱しく輝く赤い月は薄い雲の後ろに隠れて、望遠鏡で詳しく見ることはできませんでした。
やがて高度を上げて、再び顔を出した時には、雲もすっきり晴れて、後半の月食がしっかり見られました。
後半は望遠鏡でみられましたが、肉眼で見るのとはまた一味違った神秘的な姿をみせてくれました。微妙な陰影は、月って球体なんだ、と実感させてくれましたよ〜。



久しぶりに夏の夜空を観察して、南の空にひときわ輝く木星とその衛星四つも望遠鏡でみられました。
本来なら、夏の夜空にはびっしり星が見られるはずなのに、ここら辺でみられるのは、惑星と、数個の一等星クラスの星だけなのですね。



天体望遠鏡を持っていない方でも、双眼鏡があれば、満月のクレーターくらいなら十分見ることとができるんですよ。双眼鏡は手で持っているので安定が悪く、ぶれやすいので、背中を壁にしっかりつけて座って見るといいです。
このあいだ、テレビのクイズ番組で、地球を10周する距離と、地球と月までの距離の、どちらが長いかという問題が出ていました。地球の周囲は約4万キロ。月までの距離は38万キロ弱なんだそうです。
月って、思いの外近い(?)んだ〜!