ルイ・ヴィトン考
ここのところ何回か、ルイ・ヴィトンが出している新聞の全面広告を目にしました。
新聞の全面広告を一回出すと、4000万円だときいたことがあります。私が見たのは少なくとも三回なので、1億2000万円を朝日新聞に使ったということですかね。きっと、読売や毎日やサンケイにも出しているでしょうから、新聞だけで軽く4億円?
ヴィトンさん、儲かっているだね〜。
それはそうと、使っているモデルが凄すぎる。
ゴルバチョフ氏とカトリーヌ・ドヌーブさんでした。
ベルリンの壁らしきものがゴルビーの背後に写っているのですが、あれは、どういう場所で撮影しているものなんでしょう?
カトリーヌ・ドヌーブは、今、一体おいくつなのか知りませんが、20年前の、私が知っているカトリーヌ・ドヌーブがそのまま載っているのですが、ひょっとして、この広告に出ているのは、昔の写真か何かなんでしょうか?
私は唯の一つもルイ・ヴィトンの製品を持っていないし、使ったこともないのですが、愛用者は口を揃えて
「やっぱり、ヴィトンは違うのよね」
とおっしゃいます。
どこが、どう違うのか、一度使ってみたいとは思いますが、一度チャレンジしてみるという気軽な気持ちでは買えないお値段なのが、未だに縁が無い理由なのです。
以前、鞄とキズの関係についてのエッセイを読んだことがあります。
例えば、旅行鞄や書類を入れるようなサイズの鞄が、ピッカピカの新品なのは、野暮天のしるしで、パーティーバッグや小さいハンドバッグがキズキズなのは貧乏臭い、というような内容だったと思います。
働く鞄には働き者の証拠があったほうがいいし、働かない鞄には働いていない証拠、つまり箱入り娘のような甘やかされた表情が似合うってことからねぇ。
私の感覚からすると、ヴィトンのバッグは、どっちかというと働き者の顔を持っているものが多いんじゃないかなぁ?・・・一つも持っていない人が言うのも変ですが。
ヴィトンの鞄を、働き者の鞄として扱えるような身分の人が持つと似合うんだろうなー。