パジャマ

少し前のベストセラーになった本で、辰巳渚さんの収納方法を書いた本、ご存知ですか?
実は、私は彼女の大ファンで、何冊か持っております。誇張でなく、もう10回くらいは読み返しております。漫画以外で、10回も読み返した本なんて、数冊しかありません。しかも、珠玉の文学というのでなく、how to 物で、これだけ読み返した本に出会ったのは初めてです。読むたびに、新たな発見があります。



以前から自分でもおかしいと思いながら習慣として引きずり続けてきたことの一つに、衣類や寝具のスペアーをいくつも持っていたことがあります。
例えばシーツ。
子供が小さいとか、病人がいるというのは話が別ですが、普通に生活していたら、シーツとか枕カバーの替えって、本当は一家に一枚あれば十分ですよね。我が家の場合は、ベッドのサイズが大人と子供とで異なっているので、実際は、家族の人数プラス二枚ということになりますが。
ホテル暮らしのように毎日寝具を洗濯する家庭があるかもしれませんが、我が家は、夏でもシーツは一週間に一回しか洗いません。ましてや今の気候なら、シーツは二時間もあれば乾きますから、乾いたものを再び使えば、お日様の匂いを一杯に吸った新鮮なシーツで眠ることができます。
以前は、何となく、余分なシーツを中途半端に使っていました。古びているけれど、まだまだ現役というシーツたちが、押入れの中で、場所だけ取っていたものです。



実は、今年は、パジャマを一組しか出していません。パジャマは毎日洗いますが、朝、洗濯して乾せば午前中には乾いています。
こうして一組のパジャマを1シーズン使い続けると、ちゃんとシーズンの終わりころには生地が傷んできて、
「このパジャマも、よく使いきった」
と、納得してボロ布に格下げすることができます。



たまたま今年は夏中いい天気だったので、毎日乾して毎日使って毎日洗うというサイクルが上手く回りました。万が一、雨降りが続いたとしても、部屋干しして、最終的には乾燥機を使うつもりでいれば、基本的には替えをもつという必要はなくなります。



少なくとも箪笥はスッキリすること間違いなし。
1シーズンで使い切れば、来シーズンは気持ちよく新しいものが使えます。

今日、夫のパジャマを干しながら、生地が薄くなってきたのを発見して、こんなことを思いました。