クッション

いっとき、夏の勢力が衰えた時がありましたね。
その時、部屋のファブリックを茶系に変えて、秋らしいシックな装いにしようと、さっそくクッションカバーの物色をしてきました。



売り場コーナーは、私が望んでいたような茶・金茶・ゴールドなどの秋色が棚を賑わせていました。
ちょっと光沢のあるようなシルクシャンタンぽい生地のものや、細かくピンタックが入ったもの、ツイード生地のものなど、秋らしくていいわぁ。



三枚の茶色のクッションカバーを購入し、喜び勇んで帰宅しました。
包装の袋を外し、いよいよクッションを中に入れてみたらビックリ!
我が家のソファーのクッションは、既成のクッションカバーよりも一回りも小さいものだったのです。メジャーで計ってみると、クッションカバーは一辺45センチ、我が家のクッション本体は一辺40センチ。



一辺40センチの、このクッションはアメリカで買ったものです。
洋書やインテリア雑誌にしばしば登場していますから、ご存知の方も多いと思いますが、アメリカでは、クッションはインテリアの中のフォーカルポイントとして、重要な位置を占めています。サイズも、大小さまざま取り揃えて、ソファーの上にずらりと並んでいます。



クッションのサイズが大小さまざまというところが、お洒落な雰囲気のミソで、サイズが違うと、クッションを重ねておいた時に、奥行きがでるような気がするのです。(実際に、アメリカのテレビ番組でインテリアコーディネイターがしばしば言及しておりました)



私を含めて多くの日本人がしがちなレイアウトは、ソファーを壁面ピッタリに置くというものです。奥行きを出すという点では、壁面からソファーを離したほうが、部屋が広く見えるという不思議をご存知ですか?
家具にしても、クッションにしても、「奥行きが出るように重なり合っている」ような演出をすると、部屋が広く見えるのです。
そういう意味でも、45cmの標準サイズだけでなく、チビクッションも活用するといいんじゃないかなーなんて思いました。