掛け軸

この夏から、一寸したご縁で「着付けと礼法」というのを習っています。
月一回の講座ですが、毎回、季節の行事の中から、礼法にかなった祝い方や、愛で方や、楽しみ方というものを教えていただいています。
全然堅苦しくないし、ためになるので、とても楽しみにしています。



前回は、お正月も近いというので、掛け軸の掛け方・しまい方というのを教えていただきました。
何を隠そう、我が家の和室には、床の間という代物がありません。最近のマンションには、あえて和室を作らない家もあるとかで、現代人には掛け軸どころか、和風にお生花を活ける習慣もなくなりました。(アレンジメントはありますけど)



大きなお寺などで時々、一面の床の間に、掛け軸が三幅かかっているのを見かけませんか?
一般人の家の床の間の壁に、掛け軸が三幅というのは、まずないと思いますが、一応、あのようなスタイルが、本来の姿のようです。そんな時、三幅の掛け軸は、三つ揃って初めて一つの世界を現します。
ところで、一番格の高いものが墨絵で、次に墨の文字。新聞の通販欄でしばしば紹介されている彩色の柄物は格下の軸物なんだそうです。知りませんでした!


表装屋さんなんて、入ったこともありませんが、一つくらいは、色紙を飾るための軸があってもいいかなぁ、なんて思ったりしました。
床の間のない、我が家のような家にも、色紙サイズの掛け軸なら、大仰にならずに飾れそうでしたよ。