リスニング

私が中学生だったころは、英語の聞き取り問題のことを「ヒヤリング」と言っていました。
今は、リスニングテストといっていますね。
いつから変わったのか知りませんが、正しくはリスニングです。



アメリカで生活し始めたばかりの頃、教会主催の英会話クラスに通っておりました。
「あなたの、一番の苦手なところは何ですか」
といわれて
「ヒヤリングが苦手です」
と、答えました。

すると、先生役をしてくれているアメリカ人のおばさんが「まあ、お気の毒に・・・・」といった感じで一瞬顔を曇らせると、私の耳元で、すごくゆっくりの英語を話し始めたのです。
いやぁ、ここまでゆっくり大きな声で話して頂かなくても・・・
アメリカ人の親切さと、ボランティア精神を十分に感じました。


先生は、ヒヤリングと聞いて、耳の聞こえが悪いのだと勘違いしていたのです。実は、間違いのおおもとは、私がヒヤリングが苦手ですといったことにあったようです。
ちなみに、ヒヤリングテストというと、耳鼻科で耳の聞こえをチェックする、ヘッドフォンを被って受ける検査のことを指すそうです。


今の中学生は、少なくとも私たちが中学で習ったような「勘違い英語」よりは格段にマトモな英語を習っていると思います。