冬虫夏草
「大長今」(チャングム)の本の中に、しばしば登場したのが、「朝鮮人参」と「冬虫夏草」という漢方薬の名前です。
両者ともに、お高い漢方薬ということで有名ですが、実際には、見たことも食したこともありません。見てみたいような、ちょっと怖いような・・・・・
冬虫夏草は、冬の間、虫が地中に潜って冬を越しているうちに、キノコの菌がついて、夏にはキノコに生まれかわるという代物です。
これは虫にとっては本当にお気の毒・・・・としか言いようがありません。
以前、息子Bが、どこで知ってきたのか、冬虫夏草の話をして、
「ぼくは、絶対に冬虫夏草だけにはなりたくない」(同感!)
と強く言っていたことを思い出します。
名前が「そのまんま」すぎて、インパクト大ですね。
冬虫夏草もそうですが、漢方薬の材料って、よくぞその成分が、特定の病に効くという効能を発見しましたね、と賞賛したくなるようなものが多いでしょ?
鹿の角とか、特定の動物の精巣とか・・・・・
チャングムを読んでいると、すごくたくさんの漢方薬や、薬膳の効能について詳しく説明されるシーンに出会います。
チャングムを読んで初めて垣間見た未知の世界でしたが、漢方の世界って、奥が深くて、ちょっと怖いです。