篤姫

去年の風林火山は硬派の男臭い大河ドラマでした。
決して出来が悪かったとは言いませんが、なにしろ川中島で終わるというストーリーですから、あの合戦をクライマックスに持ってくるには、残念ながら少し歴史的イベントとしては小さかったかなー、という気もしています。



今回の篤姫は、時代背景としては、日本が近世から近代へと大きく動いた時代を扱っていますから、スケールとしては言うことなしです。今年一年の楽しみが増えました。



宮崎あおいさんが、なぜにこれほどまでNHKと相性がいいのか知りませんが、篤姫のイメージとは随分違う気もします。
本屋で平積みされている篤姫コーナーには、十二単姿で正装した中年ころの姫(もう姫とは呼ばないのかも知れません)の写真が出ています。
威風堂々のそのお姿から、私なりのキャスティングをするとしたら、寺島しのぶさんなんか、眼光鋭くていいんじゃないかと思いました。眼光鋭いという店では、仲間さんもいい線いってると思います。


ところでも去年の大河ドラマで、絶世の美女という設定だった諏訪の姫様役をしていた柴本さん。今年は母親の真野響子さんが大久保利光の母親役で出演していますね。
これも私の趣味ですが、真野さんはやっぱり上品で美しいと思いました。母娘対決は母の方に一票!先々週の放送で、
「私どもは微禄の者でございますが、物乞いではございもっせん」と、薩摩弁まじりの台詞を一言いうシーンがありましたが、思わず姿勢を正したくなるほどの重みがありました。



来週は、いよいよ於一の運命を変える出来事が起こるみたいですよ!お見逃し無く。