日差し

普段は、夫が出社する時に、息子Aも車に同乗して、最寄の駅で降ろしてもらって通学するという手順で回っておりますが、前夜に夫が飲み会で車を会社や駅の駐車場に残してくる場合は、私が二人を乗せて駅まで連れて行きます。
駅は我が家からみて東の方角に位置しているので、運転していると、ちょうど視線の先に真っ赤な朝日が顔を出すのが見えます。


家を出る時間は1〜2分の誤差はあるものの、ほぼ一定。すると、日に日に太陽のいる高度が高くなっていくのが目で確かめられます。
一ヶ月前は、家々の甍の陰から太陽の頭が見えたくらい。
二週間前は太陽全部が顔を出している。
一週間前は、あの屋根と同じところにいた。
今日は、あの屋根のよりも少し高いところにいる。



我が家に差し込む日差しも、冬の間は、高度が低くて、部屋の奥まで差し込んでいましたが、今は、光の差し込む距離がずっと短くなりました。
横から光を当てられると、部屋の中のほこりが目立って、いやが上にも雑巾でささっと拭かざるを得ませんでしたが、最近は、厳しい姑(念のためですが、うちの姑と言う意味ではありせん。一般的に、と言う意味です。)のような日差しがなくなって、なんとなくほっとしています。
二月は「光の春」といいますが、私は、毎年「ほこりの春」だと感じておりました。