潮干狩り

昨日は正午が大潮でした。
「よっし、潮干狩りに行こう」
と、一昨日の夜に夫が提案して、急遽実施が決定しました。


我が家から一時間足らずで漁場に着きますから、九時半に家を出て、十時半には海に着きます。
装備は、クマデとバケツがあれば完了です。
紫外線をまともに受けますから、日焼け対策は絶対に欠かせません。


さて、海に入ったら、取り合えず潮が引いている先、沖を目指していきます。海に入るとついついその場でしゃがんで貝を採りたくなってしまいますが、そこは押さえて沖まで歩いていきます。
息子Bが前夜にパソコンで潮干狩り必勝法を検索しておりました。彼によると、貝のいる目印としては、海藻が生えている根元のあたりが狙い目とか。
幸いにも、彼の必勝法を使うまでも無く、クマデを土に入れればざくざく小判が、訂正、貝が見つかります。


ただ残念なことに、今年の貝は揃って小ぶり。
小さな貝なんて食べたくないですよね。だからざくざく見つかる貝を海水で洗って、自分が食べてもいいくらいの大きさの貝を選びます。
もう一つ気をつけなければらないのは、アサリに混じってアオヤギがたくさんいるので、これを採らないことです。アオヤギは、アサリと違って砂を吐かないので、別名バカガイと呼ばれています。
大きさはアサリとほぼ同じてですが、貝殻にアオヤギの特徴が現れます。



一昨年、職場でご一緒した講師の先生はアサリのとれる浜の出身でした。その先生が、アサリの大小は前の年の秋にどれだけ台風が来たかによるという話をしてくれました。台風とアサリの関係って何よ、と思ったでしょ?
実は、台風で大量の堆積物が海に流れてきます。その堆積物に、アサリの栄養となるものが入っているからだそうです。
そういえば、昨年は幸いにも大きな台風が来ませんでした。陸で台風は嫌われものですが、海の生き物にとっては恩恵なんですかねえ。