オーストラリアの味

先日、私の父がオーストラリア旅行から戻ってきました。
開口一番、食べ物が不味かったといいました。



確かに、70過ぎのオジイサンに、毎日OZビーフのステーキとマッシュポテトじゃあ口に合わないかも知れません。
日本人の良くないところは、自分が食べているものは、世界中で一番賞賛されている、と思い込んでいるところだと思います。
私がアメリカにいたとき、先輩の日本人のお母さんから、アメリカ人の子どもに、日本のレシピによる手作りケーキを出したら、一口食べてゴミ箱に捨てられたという話を聞かされました。
ちなみに、一クラスのうちの大半の子どもが捨てたそうです。



私たちが食べて「げっ、くどい」と思うような味になれた子どもには「げっ、味が無い」と思われたのかもしれません。



まあ、そんなわけで、父にはイマヒトツ良い印象が残らなかった旅行のようでした。
現役で、柔軟性も体力も備わった世代には、海外旅行を楽しむような暇が無く、暇が出来たシルバー世代には、異文化とガチンコ対決できるような体力も柔軟性もなくなる、というのが一般的ですよね。