衣替え

先日のように夏を思わせる日差しを浴びたら、「そろそろ限界かぁ〜」と感じます。衣替えです。
クローゼットの中には、ウールのジャケットやパンツが掛かっているし、箪笥の引き出しには真冬に着ていたセーターやフリースがそのままになっています。
「どげんかせんといかん」
と思いつつも、ついつい夏物の衣装箱から「チョコチョコ出し」をして凌いでしまうのでした。


一年が経つのが年々早く感じます。
半年前にしまった夏服ですが、感覚的には、ほんの二・三ヶ月前のことに思えます。
これは私の勝手な想像です。
お年寄りの家庭って、夏物も冬物も通年で箪笥に掛かっていませんか?
あれは、衣替えをするだけの気力と体力が失せているというのもあるかもしれませんが、それよりも、感覚的に時間の経過がもっとうんと早くなるために、一年に二回も衣替えをする必要性を感じなくなっているのではないでしょうか?


本当は、我が家もウォークインクローゼットにして、衣替えの手間を省くような生活様式にしたいのですが、ウォークインクローゼットを作るということは、誰かの部屋を取り上げることになるわけですから、ちょっと無理があります。


子どもが幼かったころは、衣替えの度に、子供服の半分はサイズの関係で着られなくなるというようなことでした。あのころは、衣替えは家事の中の一大イベントともいえる仕事でしたが、今は、箪笥と衣装ケースの中身の入れ替えだけで済むので、随分手がかからなくなりました。

我が家の息子たちの場合、平日は制服で、帰宅後はほとんどパジャマかそれに準ずるいでたちで、「私服」と呼べるようなものは、数本のジーンズ・チノパンと、数枚のTシャツくらいですから、息子の分はほんの数分で終了です。
これが女の子だと事情も違うのでしょうけれど・・・・・