教育実習

六月の初めから、教育実習生が6人ほど来ていました。
まだ大学生の彼らは、中学三年生のクラスに混じっていると、それほど見分けがつかないくらい若々しいです。
今年は男子の実習生が多いようでした。
男子は、化粧をするわけでもないので、スーツを着ていなければ、ちょっと老け顔の中学生だといっても通用しそうです。早い人は、二週間で実習が終わるので、明日が最後だという人もいました。


教育実習は、あれは結構な重労働です。担当教師の授業をみなければならないし、実習生同士のもみなければならないし、授業もいくつかやらないといけないし、そのための準備やらなにやら、慣れない事ばかりですからねぇ。


教育実習をやりに来るような人は、わりと今までの人生で大きく道を踏み外したことの無い人が多いんじゃないかな。しかも現在自分は学生ですから、誰かに教えてもらう立場にいます。それがいきなり逆転して自分が教える立場になるわけですから、環境が大きく変わります。
学生というのは実質的には「お客さん」で、もてなし(授業やさまざまな行事を提供される方)を受ける側の人。先生は、授業の段取りを考え、みんなを巻きこむ行事を主催し、クラスの運営を任されています。
私は、教育実習を体験して、初めて、 「学生は客だったんだ〜」ということを悟りました。


うちの中学で教育実習を体験できた人は、とっても恵まれていると思います。生徒は素直でレベルも高いし、経済的にも恵まれた家庭の子どもが多いです。
悪い印象を持った実習生さんはいないんじゃないかな。
教員採用試験にむけて、がんばるモチベーションがアップしたことを願っています。